3.0
原画に触れる喜び
今でこそSNSや動画サイトなどで作品の制作過程を見る機会も増えたが、手書きの原稿の時代が青春だった年代の私たちにとっては原画が見れるということは、見ることができなかった舞台裏を見せていただいているようで嬉しさも倍増である。
今回、展示してある原画も完成形の1歩、2歩手前という様子のものも多数ありまさに作者の頭の中を覗き見る思いだった。
作品別の展示でキャプションも少なく、良い意味でも悪い意味でもシンプルな展示であった。スマホであれば撮影可能とのことだったが、むやみに撮影ばかりに夢中になる人はおらずみんな原画に食い入っている方が多かったのは印象的でした。攻殻機動隊のコミックの表紙を模したフォトスポットもあっていろいろなファンのツボを押さえた企画展だったと思う。