この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
江戸時代、大都市に成長した江戸では、活発な経済活動を背景に町人の文化が開花し、庶民の関心事を主題とする浮世絵がめざましく発展しました。江戸中期には、浮世絵黄金時代の立役者である版元・蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう 1750 −1797)が登場し、喜多川歌麿、東洲斎写楽をはじめとする現在世界的人気を集めているスター絵師の才能が見出されました。
本展では、写楽作品のなかでも最高傑作と名高い「市川鰕蔵の竹村定之進」や、世界で1枚しか存在しない「當世踊子揃 石橋」など蔦屋重三郎が手掛けた錦絵をはじめ、天明・寛政期から文化・文政期に活躍した絵師たちの錦絵や肉筆美人画を展観します。江戸町人文化の賑わいとともに花開いた黄金期の浮世絵の魅力をご堪能ください。
◆ 蔦屋重三郎(1750−1797)
江戸を代表する本屋。新吉原に育ち、安永3年(1774)頃から吉原大門口にて吉原細見(案内書)を販売、その出版も始め、天明3年(1783)日本橋通油町に錦絵草子問屋耕書堂を開きました。時代のニーズを読み、新しい才能を見出す慧眼に長け、写楽、歌麿らの錦絵とともに洒落本、黄表紙なども出版しました。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2025年7月25日(金)~2025年9月9日(火) |
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会場 |
MOA美術館
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住所 | 静岡県熱海市桃山町26-2 |
時間 |
9:30~16:30
(最終入場時間 16:00)
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休館日 |
木曜日 ※8/14は開館 |
観覧料 | 一般 2,000円(1,800円) 高大生 1,400円(1,200円)・要学生証 中学生以下 無料・要身分証明
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TEL | 0557-84-2511 |
URL | https://www.moaart.or.jp/ |
MOA美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

歌撰戀之部 物思恋 喜多川歌麿 寛政5~6年(1793~94) 頃 個人蔵
※9/2まで展示 ※展示期間は変更の可能性がございます

市川鰕蔵の竹村定之進 東洲斎写楽 寛政6年(1794) 蔦屋重三郎版 個人蔵

婦女人相十品 文読美人 喜多川歌麿 寛政4~5年(1792~93)頃 MOA美術館

四世松本幸四郎の山谷の肴屋五郎兵衛 東州斎写楽 寛政6年(1794)MOA美術館

當世踊子揃 石橋 喜多川歌麿 寛政5-6年(1793~94)頃 個人蔵
※9/2まで展示 ※展示期間は変更の可能性がございます