この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
「大正ロマン」を象徴する画家であり、詩人でもあった竹久夢二(たけひさゆめじ)。1884(明治17)年に岡山県で生まれた夢二は、正規の美術教育を受けることなく独学で自身の画風を確立し、「夢二式」と称される叙情的な美人画によって人気を博しました。グラフィックデザイナーの草分けとしても活躍し、本や雑誌の装丁、衣服や雑貨などのデザインを手がけ、暮らしの中の美を追い求めました。夢二の作品は、没後90年を経た今もなお多くの人々を魅了し続けています。
本展は、生誕140年を記念して、最新の研究に基づく新たな視点からその生涯をたどります。このたび発見された大正中期の名画《アマリリス》、滞米中に描かれた貴重な油彩画《西海岸の裸婦》、そして夢二を看取った友人に遺したスケッチ帖や素描など、初公開資料を含む約180点の作品を夢二郷土美術館コレクションを中心に紹介します。
世の中のさまざまな価値観が劇的に変化しつつあった20世紀前半、時代の立役者となった竹久夢二の魅力を存分にお楽しみください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2025年7月6日(日)~2025年8月17日(日) |
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会場 |
大分県立美術館(OPAM)
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展示室 | 3階 展示室B |
住所 | 大分県大分市寿町2番1号 |
時間 |
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休館日 | 会期中無休 |
観覧料 | 一般 1,400円(1,200円) 高校・大学生 1,200円(1,000円)
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TEL | 097-533-4500 |
URL | https://www.opam.jp/ |
大分県立美術館(OPAM)の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
◆ 講演会「民衆による、民衆のための芸術「夢二」
― そのデモクラシーとロマンの源泉」
講師:岡部昌幸 氏(本展監修者、帝京大学名誉教授、荏原 畠山美術館館長)
日時:2025年7月6日(日)14:00~15:30
会場:大分県立美術館 2階 研修室
参加費:無料(要展覧会観覧券)
定員:80名
申込み:大分県立美術館の公式サイトをご確認ください
◆ ギャラリートーク
開催日:2025年7月12日(土)、7月26日(土)、8月9日(土)、8月13日(水)、8月16日(土)14:00~15:00
※予約不要・要展覧会観覧券
◆ イブニングギャラリートーク
開催日:2025年7月11日(金)、7月25日(金)、8月8日(金)18:00~19:00
※予約不要・要展覧会観覧券
※予定は変更になる可能性があります。最新情報は大分県立美術館公式サイトにてご確認ください
巡回展TRAVELING EXHIBITION
- 東京都東京都庭園美術館
会期:2024年6月1日(土)~2024年8月25日(日)会期終了 - 岡山県夢二郷土美術館 本館
会期:2024年9月7日(土)~2024年12月8日(日)会期終了 - 岡山県夢二郷土美術館 夢二生家記念館・少年山荘
会期:2024年9月7日(土)~2024年12月8日(日)会期終了 - 大阪府あべのハルカス美術館
会期:2025年1月18日(土)~2025年3月16日(日)会期終了
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。
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出展作品・関連画像IMAGES

竹久夢二《アマリリス》 1919(大正8)年頃 夢二郷土美術館蔵

竹久夢二《おとぎの国》 (雑誌『小学少年』第3巻第3号挿絵原画) 1921(大正10)年

竹久夢二《化粧の秋》 雑誌『婦人グラフ』第1巻第6号 表紙) 1924(大正13)年

竹久夢二《秋のいこい》 1920(大正9)年

竹久夢二《西海岸の裸婦》 1931-32(昭和6-7)年

竹久夢二《封筒「つりがね草」》大正期

竹久夢二《封筒「どくだみ」》大正期

竹久夢二《立田姫》1931(昭和6)年