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東北へのまなざし 1930–1945

東北へのまなざし 1930–1945

岩手県立美術館|岩手県

開催期間:

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国立近代美術館とは異なった趣向

民藝関係についての展示だが先日の国立近代美術館とは異なった趣向であり、郷土玩具や吉井忠らに注目していて、とても勉強になる。また「これくしょん」誌はおそらく収集が難しかっただろうなと思えるもので、全部をそろえて展示したことも驚きである。近代美術館での展示も見ごたえがあったが、しかしあれは網羅的のため掘り下げは今一つといった感も否めなかったが、今回の展示は、分野を東北に狭めた結果、深い内容になっていて、見終わるまで思いのほか時間がかかってしまった。
映像も若干の展示があったが、4月24日にアート・シネマ上映会として「雪国」/「記録映像〈鉄道省の実験、雪調の伝習他〉」が完全上映されるというので、こちらをみにいくことにして今回は割愛。2階の常設展も残念ながら今回はみることができなかった。
見ごたえの多い展示で、図録も2400円でこれだけの情報が載っているとは貴重だ。作成した方々に敬意を表したい。ちょっと残念なのは渋沢敬三やアチックミューゼアム関係の記述がほぼ無いことだが、それは国立近代美術館での展示との意図せざるすみわけなのかもしれない。まあ、これには類書もおおいのでそちらを見ればいいのであろう。
なお、今回の展示には山形県新庄市雪の里情報館が多く協力しているが、この記念館ももっと注目されていいと思う。貴重な資料が保存されていて、郷土研究を考えていくうえで一度は訪れてみたいところだと思う。

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