
エドワード・ゴーリーを巡る旅
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不思議な世界観と、モノトーンの緻密な線描で、世界中に熱狂的なファンをもつ絵本作家エドワード・ゴーリー(Edward Gorey, 1925-2000)...
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高松市美術館は、市街地中心部に位置する都市型美術館として1988年8月に開館した。高松市美術館の前身である高松美術館は、1949年に栗林公園内に全国に先駆けて誕生した公立美術館である。
2016年春には約1年の大規模な改修工事を経て、リニューアルオープン。カフェ、ミュージアムショップを併設、子どもを始め、来館者が美術工作や描画など気軽にアートを楽しむことができる、こどもアートスペースもある。シンボルマークとロゴは Takamatsu Art Museum の頭文字を高松の街と瀬戸内の海に浮かぶ島々の景色に見立てて、原研哉氏によってデザインされた。
高松市美術館のコレクションは「戦後日本の現代美術」「20世紀以降の世界の美術(版画)」「香川の美術(工芸)」を軸として系統的に収集が行われ、所蔵美術作品は1,700点以上におよぶ。
「戦後日本の現代美術」の主なコレクションは、既成の価値観を一蹴しエネルギーあふれる独自の芸術を展開した岡本太郎。リーダー吉原治良の「人のまねをするな」の掛け声のもと、各メンバーが独創的な作品を発表した「具体」の田中敦子や白髪一雄。日用品や廃物をも素材として使用し既成の絵画や彫刻の枠をはみ出る作品を発表した「反芸術」の荒川修作、工藤哲巳。日常・大衆的な事物を題材にした「ポップアート」的表現を行なった横尾忠則、篠原有司男。物質を加工せずそのまま提示した「もの派」の李禹煥、菅木志雄。絵画・写真・立体・コラージュなど多彩な表現を駆使する大竹伸朗。名画の登場人物や有名人などに自ら扮し写真や映像で表現する森村泰昌。サブカルチャーやオタク文化を大胆に取り入れた村上隆。優しさや残酷さを併せ持つ特異な表情の少女像を描く奈良美智など、戦後日本の各時代をリードした作家の優れた作品が楽しめる。
「20世紀以降の世界の美術(版画)」では、各時代を代表する作家の作品を収集。20世紀初頭に「キュビスム」により「形」の革命をもたらしたピカソ、「フォーヴィスム」により「色彩」の革命をもたらしたマティス。抽象絵画のパイオニア、カンディンスキー。既成の価値観を否定し機知にとんだオブジェ作品などを発表したデュシャン。夢や無意識の世界に表現の源泉を見出した「シュルレアリスム」のエルンストやミロ。日常的・大衆的な事物を題材にした「ポップアート」のウォーホルやリキテンシュタインなど、日本のアートシーンにも大きな影響を与えてきた20世紀以降の世界における多彩な美術潮流を、代表的な作家の版画作品で辿ることができる。
「香川の美術(工芸)」は、漆芸と金工からなる。香川の漆芸は、江戸末期に藩主・松平家の庇護のもと優れた漆芸作品を多く制作した玉楮象谷(たまかじ ぞうこく)に始まる。象谷は中国やミャンマーの漆芸品などを研究・改良し、「蒟醤(きんま)」、「彫漆(ちょうしつ)」、「存清(ぞんせい)」という香川の漆芸に特徴的な三技法を完成させた。その後、讃岐漆芸はこれらの技法をベースとしながらも新たな趣向を凝らしつつ現代に至るまで作り続けられ、これまで香川では漆芸分野において5人の人間国宝を輩出している。コレクションでは、150年以上の讃岐漆芸の歴史を、充実した作品を通して辿ることができる。
香川の金工は、1926年に新しい工芸を目指すグループ「无型(むけい)」を結成した北原千鹿の活躍を中心に発展。千鹿は帝展に工芸部が設置された翌27年には若い工芸家の団体「工人社(こうじんしゃ)」を主宰し、大須賀喬、鴨幸太郎・政雄兄弟ら同郷の作家と共に工芸美術に強い影響を与えた。アール・デコや構成主義の影響がみられる意欲的な作品の数々はコレクションの重要な一部となっている。
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