2.0
難しい
私にはとても難しい内容でした。作風も色々変わりましたが、どれも難しい。色合いも結構独特で。でも、こういう展覧会を地元でやることに意味はすごくあると思う。を
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 313 の美術館・博物館と 747 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
高知県黒潮町出身の美術家・浜田浄(はまだきよし、1937-)の過去最大規模となる個展を開催します。アンフォルメル、反芸術、もの派……。浜田はめまぐるしく移り変わる戦後日本のアートシーンを傍目に、東京都練馬区の小学校教員として勤めながら、自らの表現に妥協することなく手を動かし続けてきた美術家です。
もの派の作家たちを指導した斎藤義重(1904-2001)による、合板に電動ドリルで描いた作品に感銘を受けた浜田は、1975年、38歳の時に、シャープな直線が鮮烈な視覚効果をもたらす合板絵画を手掛けます。77年にはそのイメージを版画として発表、一躍注目を集めました。以降、平面作品の制作を軸に据えながら、刷る、塗る、彫る、削る、組むといった行為の反復により、時間の蓄積を感じさせる独自の抽象表現を開拓します。
浜田の作品には、原則として具象的なモティーフは表れません。しかし、清新な緊張感をたたえた描線や彫線の連なりには、手作業ならではの温もりに加えて、自らが生まれ育った土地の記憶が息づいています。作品に登場するミニマルなフォルムや抑制的な色彩も突き詰めると、朱色に染まる夕陽、黒々とした夜の海、そして視界一面に広がる水平線といった、太平洋に面した故郷、黒潮町の風景に行き当たるのです。
本展では、作風の転機にあたる1975年から2024年の最新作までのおよそ60点を通して、浜田の制作が深化する過程を体感していただきます。それはさながら、浜田が50年にわたって切り拓いてきた表現の旅路を、ともに「めぐる」かのような体験となるでしょう。
会期 | 2025年2月8日(土)~2025年4月13日(日) |
---|---|
会場 |
高知県立美術館
![]() |
住所 | 高知県高知市高須353-2 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 | 会期中無休 |
観覧料 | 一般前売 960円 一般 1,200円(960円) 大学生 850円(680円) 高校生以下 無料
|
TEL | 088-866-8000 |
URL | http://moak.jp/ |
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
高知県で開催中の展覧会
浜田浄《work 80-B-4》1980 年、高知県立美術館蔵 紙・シルクスクリーン 66.0×66.0cm
浜田浄《DRAWING No.1》1980 年、東京国立近代美術館蔵 紙・鉛筆 75.5×106.3cm
浜田浄《90-14-K》1990 年、個人蔵 紙・カンヴァス・油絵具 65.0×92.0cm
浜田浄《98-10-24(1)》1998 年、個人蔵 パネル・カンヴァス・紙・油絵具 105.0×75.5cm
浜田浄《15-D-4》2004 年、個人蔵 紙・カンヴァス・油絵具 105.0×75.5cm
浜田浄《23-G-21》2011 年、作家蔵 カンヴァス・油絵具 152.0×228.0cm
浜田浄《27-2-21》2015-2024 年、作家蔵 合板・アクリル絵具・コーヒー 91.0×91.0cm