この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
松下はこれまで、生きる痛みや性愛、「人間とはどのようなものか」を追いかけつづけ、絵画をはじめとする様々な表現で、国内外から注目されてきました。
本個展『人間動物』では、「人間と呼ばれているもの」と「動物と呼ばれているもの」を隔てない、新たな思想的深淵に踏みこんだ作品群が発表されます。新作の絵画、古いシーツによる大型のインスタレーション、ドローイング、旅のノート等を初公開します。
また松下は、ガザへの空爆が開始される直前までパレスチナに滞在しており、虐殺がはじまってから、日本ではもっとも深くこの事態に呼応した表現者のひとりでした。原爆の図 丸木美術館にて、松下が描く「檻のむこうの色」に触れた後では、世界の姿はまったく違ったものに感じられるでしょう。
「人間と呼ばれているもの」もまた、狭い檻に囲われた動物であるとき。檻のむこうに、ちらちらと光る色が見えたなら。それは、生まれて、眼が開いたときに、はじめて見るような色かもしれません。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2024年5月11日(土)~2024年7月7日(日) |
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会場 | 原爆の図 丸木美術館 Google Map |
住所 | 埼玉県東松山市下唐子1401 |
時間 |
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休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日) |
観覧料 | 大人 900円 中高生または18歳未満 600円 小学生 400円 団体(20名以上)、60歳以上、チラシ持参者、比企地区在住者100円割引 障碍(しょうがい)のある方は半額 |
TEL | 0493-22-3266 |
URL | https://marukigallery.jp/ |
原爆の図 丸木美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
◆トークイベント
2024年6月29日(土)午後2時から
参加無料(当日の入館券が必要です)
トーク「国境と動物」:松下真理子、松下新土(司会)
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