この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
和歌山県に生まれた川端龍子(かわばたりゅうし 1885-1966)は、洋画家として出発しますが、大正3(1914)年に日本画へ転向、再興日本美術院展(院展)で活躍し、脚光を浴びました。
しかし昭和3(1928)年に院展を脱退、翌年に在野の日本画団体・青龍社を設立。「会場芸術」を唱えて大作を次々に発表し、人々を驚かせました。画壇に新風を巻き起こした龍子は、戦後も精力的に制作を続け、昭和34(1959)年には文化勲章を受章しました。
また俳人としての顔もあった龍子は、戦後、松尾芭蕉の「奥の細道」を巡る旅を5度にわたって行いました。その途上で訪れた平泉では、中尊寺を題材とした作品も制作しています。
自由な表現を求め続けた龍子の作品は、日本画というジャンルを超え、その規格外のスケール、独自の画題、斬新な画面構成などによって、今なお多くの美術ファンを魅了し続けています。
本展は、50年以上にわたった龍子の画業全体を探るものです。初期の洋画・院展時代の力作をはじめ青龍社設立から晩年までの大作やスケッチなど約100点にわたる作品をとおして、明治から昭和にかけて異彩を放った龍子の魅力に迫ります。圧倒的な迫力で迫る龍子の作品世界をお楽しみください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2024年6月15日(土)~2024年7月28日(日) |
---|---|
会場 | 岩手県立美術館 Google Map |
住所 | 岩手県盛岡市本宮字松幅12-3 |
時間 | 9:30~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日、7月16日 ※ただし7月15日は開館 |
観覧料 | 一般 1,200円(1,000円) 高校生・学生 700円(600円) 小学生・中学生 500円(400円)
|
TEL | 019-658-1711 |
URL | https://www.ima.or.jp/ |
岩手県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
岩手県で開催中の展覧会