この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
1927年にブリュッセルで生まれ、いまなお第一線で活動するピエール・アレシンスキーは、1948年に新しい美術を求める作家グループ「コブラ」の結成に参加して以来、具象と抽象を織り交ぜながら、日本の書に強く触発された書法をもって魅力的な絵画を制作してきました。
圧倒的な筆の勢いと、抽象と具象のはざま、独自の画風で勝負する画家ピエール・アレシンスキー(1927~)は、ベルギー現代美術を代表する作家の一人です。
彼が戦後のアートシーンに躍り出たのは、1948年結成の前衛美術集団コブラの活動を通じて。内面から湧き上がる情熱を描き出したこのグループは短命に終わりましたが、彼はその精神を受け継ぎました。
また日本とも深い関わりを持ち、禅の画家・仙厓を師と仰ぎ、また前衛書道家・森田子龍と交流し、自由闊達な筆の動きに影響を受けました。日本を訪問した1955年には「日本の書」という短編映画を撮影します。
さらにアレシンスキーはアメリカのコミック本に刺激され、枠を設けて描く独特のスタイルを生み出しました。また著作も多く、文筆家としても活躍するアレシンスキーの絵画作品には、文字や言葉に対する強い思い入れが随所に見受けられるのも特徴です。
90歳近い現在も常に新たな作品を発表しつづける実力派の画家ピエール・アレシンスキー。本展は日本・ベルギー友好150周年を記念して開催される日本初の待望の回顧展です。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2017年1月28日(土)~2017年4月9日(日)
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会場 | 国立国際美術館 Google Map |
住所 | 大阪府大阪市北区中之島4-2-55 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 ※ただし、3月20日(月・祝)は開館し翌日休館 |
観覧料 | 一般 900円(600円) 大学生 500円(250円)
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TEL | 06-6447-4680 (代) |
URL | https://www.nmao.go.jp/ |
国立国際美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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