この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
任俠映画で一時代を築き、数多くの名作や話題作に出演し、晩年は最も出演が待ち望まれる俳優として、生涯で205本の映画に出演した高倉健。多くのファン、スタッフや俳優仲間からも慕われたこの名優が世を去ったのは、2014年11月10日のことでした。
本展は、三回忌を迎えるのを期に、高倉健の映画俳優としての仕事を回顧し、あらためてその業績を顕彰しようとするものです。横尾忠則、森山大道による、高倉健をモチーフとした作品で幕を開ける本展の最大の見どころは、出演作205本すべてから抜粋した、高倉健出演場面の映像の紹介です。
残されたフィルムには経年劣化により現在見ることが困難な作品もありましたが、フィルムをデジタル修復するなどして、その一部をご覧いただくことが可能になりました。1本1本の抜粋時間はわずかですが、時代ごとの高倉健の魅力を存分に味わい、映画俳優としての全仕事を概観する絶好の機会となります。
あわせて、高倉健が所蔵していた脚本や小道具、スチール写真、ポスターやプレスシートといった宣伝物など、貴重な資料類を一堂に展示し、時代とともに歩んだ稀代の映画俳優の足跡をたどります。
映画は、スタッフや俳優など多くの人々の協同作業によって成立する総合芸術であり、俳優は、個々の出演作を超えて、自律した一人の表現者にほかなりません。美術館で俳優の回顧展を開催する理由もそこにあります。高倉健は、単にその演技だけでなく、存在感という点においても、表現者として独自の境地を切り開いた俳優でした。展示された膨大な映像や資料の中を彷徨ううちに、その中から高倉健という俳優の存在が立ち現れて来るのを感じていただけることでしょう。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2016年11月19日(土)~2017年1月15日(日)
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会場 | 東京ステーションギャラリー Google Map |
住所 | 東京都千代田区丸の内1-9-1 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 (1月2日、9日は開館) 年末年始(12月29日-1月1日) 1月10日 |
観覧料 | 一般 1,300円 高校・大学生 1,100円 中学生以下無料
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TEL | 03-3212-2485 |
URL | http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201611_takakuraken.html |
割引券 | http://www.ejrcf.or.jp/gallery/campaign.html |
東京ステーションギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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