この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
20世紀初頭のフランスで、日本の少女マンガにつながると言われる表現方法「ガーリー・アート」が誕生したことをご存知でしょうか?
「ガーリー・アート」とは、セクシーな表現を含めた“女性らしさ”を描いたアートのこと(※)。セクシーなしぐさをした女性の絵や写真は、20世紀初頭のカラー印刷技術向上による印刷物の低廉化とあわさり、雑誌やレビュー(ミュージック・ホールで行われた踊りと歌を主体としたショー)のパンフレットなどに多数掲載され、フランスの大衆に行き渡るようになりました。
また、第二次世界大戦中のアメリカでは、政府が戦地の兵士たちを戦略的に慰めるために、セクシーな女性が掲載された雑誌などを送っていました。兵士たちは自分好みの女性を雑誌から切り抜いてテントの中にピンで貼っていたため、「ピンナップ・ガール」という言葉が生まれました。
日本では、大正期にフランスに留学した蕗谷虹児(ふきやこうじ)が「ガーリー・アート」の影響を受け、人の感情表現に重きをおいた「抒情画」を普及させました。抒情画からは、登場人物の気持ちを表すという日本の少女マンガに通じる表現を見ることができます。
本展覧会では、フランスで誕生した「ガーリー・アート」が、時を経て日本の少女マンガへとつながる変遷を辿ります。
※本展では、セクシーな表現を含めた“女性らしさ”を描いたアートを「ガーリー・アート」と定義しています。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2024年2月3日(土)~2024年7月7日(日) |
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会場 | 角川武蔵野ミュージアム Google Map |
住所 | 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内 |
時間 |
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休館日 |
第1・3・5火曜日 ※休館日が祝日の場合は開館・翌日閉館 |
観覧料 | 一般(大学生以上) 1,400円 中高生 1,200円 小学生 1,000円
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URL | https://kadcul.com/event/181 |
角川武蔵野ミュージアムの情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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