4.0
赴くことの意義がわかった気がした。
東京を歩くで始まり、想像していた現代美術館とは全然違って親近感を感じた。松本竣介のデッサンも見られてよかった。
清澄白河を歩くでは、クサナギシンペイの荒野へは大画面が涼やかで大迫力でとてもいいと思った。
栗田宏一の旅先からのひとつまみの土の採取は面白かったし、松江泰治の世界各地の大きな風景写真は圧巻だった。
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1階では、「歩く、赴く、移動する 1923→2020」と題し、1923年の関東大震災直後に上京した鹿子木孟郎が被災地を歩き描いたスケッチから、移動の自由が制限されたコロナ禍における2020年の当館での個展に際して制作されたオラファー・エリアソン作品まで、「歩く/赴く/移動する」をキーワードに多彩な作品で構成します。藤牧義夫の傑作《隅川両岸絵巻》(1934)を展示するほか、「MOTサテライト」を機に制作されたクサナギシンペイ、光島貴之、ワタリドリ計画の新収蔵作品なども併せてご紹介します。さまざまな時代や国に跨る作家たちに歩みを重ねることで、私たちが生きる世界や社会への視座を高める機会となれば幸いです。
3階では、「Eye to Eye—見ること」と題し、様々な視線の在り方に焦点をあてます。アレックス・カッツやロイ・リキテンスタイン、中村宏、中園孔二などの絵画に「描かれた視線」から、反射する素材を用いた多田美波、モニール・ファーマンファーマイアンの彫刻やレリーフによる「巻き込まれる視線」までを取り上げます。さらに世界中の都市と自然の営みをとらえた松江泰治の「カメラ・アイ」、マヤ・ワタナベの映像が風景の細部に向ける「批評的な視線」など、見ることに意識を向けながら、多様な技法の作品をめぐります。
*1階は、前会期の展示を一部のみ展示替えして継続しています。
*開催内容は、都合により変更になる場合がございます。予めご了承ください。
◆ 出品予定作家
朝倉摂、安齊重男、桂ゆき、鹿子木孟郎、クサナギシンペイ、久保田成子、栗田宏一、多田美波、中園孔二、中野淳、中村宏、奈良美智、尾藤豊、福田尚代、藤牧義夫、松江泰治、松本竣介、光島貴之、宮脇愛子、柳瀬正夢、ワタリドリ計画(麻生知子、武内明子)、アンソニー・カロ、オラファー・エリアソン、モニール・ファーマンファーマイアン、アレックス・カッツ、ロイ・リキテンスタイン、リチャード・ロング、ゲルハルト・リヒター、アンディ・ウォーホル、マヤ・ワタナベほか
会期 | 2024年4月6日(土)~2024年7月7日(日) |
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会場 |
東京都現代美術館
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住所 | 東京都江東区三好4-1-1 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 |
月曜日、4月30日、5月7日 ※ただし4月29日、5月6日は開館 |
観覧料 | 一般 500円 大学生・専門学校生 400円 高校生・65歳以上 250円 中学生以下 無料
|
TEL | 03-5245-4111 (代表) |
URL | https://www.mot-art-museum.jp/ |
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東京を歩くで始まり、想像していた現代美術館とは全然違って親近感を感じた。松本竣介のデッサンも見られてよかった。
清澄白河を歩くでは、クサナギシンペイの荒野へは大画面が涼やかで大迫力でとてもいいと思った。
栗田宏一の旅先からのひとつまみの土の採取は面白かったし、松江泰治の世界各地の大きな風景写真は圧巻だった。
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ワタリドリ計画(麻生知子、武内明子)《シリーズ 深川の旅》2020/「MOT コレクション 歩く、赴く、移動する1923→2020」展示風景(2023)
Photo: Masaru Yanagiba
光島貴之《ハンゾウモン線・清澄白河から美術館へ》2019
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安齊重男《アンソニー・カロ《シー・チェンジ》1970[安齊重男写真集『CARO by ANZAï』(1992 年発行)のためのカット]》1994,2014
鹿子木孟郎《震災スケッチ(避難民と焼野)》1923
栗田宏一《POYA DAY—満月の夜の小石拾い》1991-99
Photo: Shizune Shiigi
オラファー・エリアソン《人間を超えたレゾネーター》2019
Photo: Kazuo Fukunaga © Olafur Eliasson
福田尚代《『ナイン・ストーリーズ』#02》2003
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モニール・ファーマンファーマイアン《Heptagon》
2008 Photo: Shizune Shiigi
藤牧義夫《隅田川両岸画巻 No.2》1934(部分)