この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
雑誌「anan」「BRUTUS」のロゴやデザインで知られる、昭和を代表する伝説のアートディレクター、堀内誠一。
雑誌のロゴや本の装幀、ポスターのデザインを手掛ける一方、『くろうまブランキー』をはじめ、『ぐるんぱのようちえん』、『たろうのおでかけ』など、構成、構図に工夫を凝らし多様な手法を駆使した名作絵本を数多く生み出し、絵本作家としても活躍しました。
戦後、激動する社会の中で、「絵」というヴィジュアルが持つ力を信じ、広告やデザイン、イラストで才能を発揮した堀内。本展では、ピカソや松本竣介からの影響が色濃い若き日の油彩画から、絵本の原画や書籍の挿絵、雑誌のカット画、そして晩年に世界の街を描いた風景画まで約200点を、多数の資料と共に紹介し、その画業の全貌を紹介します。「描くこと」は創作の原点であり、生きる喜びでもあった堀内の絵の世界をお楽しみください。
堀内誠一(ほりうち・せいいち)
1932年、東京に生まれる。デザイナー、アートディレクター、絵本作家。雑誌作りにおけるエディトリアルデザインの先駆者であり、「anan」創刊時には、ロゴ、表紙、ページネーションなどを手掛ける。海外取材を実施するなど、ヴィジュアル系雑誌の可能性を大きく広げた。若い頃から絵を描き、20代半ばより生涯にわたり、『あかずきん』『雪わたり』『くるみわりにんぎょう』など60冊を超える絵本を世に送り出し、挿絵も数多く描く。1973年から81年にかけてパリに暮らす。世界を巡り、旅先の風景や地図を描き雑誌で発表するなど、多彩な表現に意欲的に取り組む。1987年に54歳で逝去。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2024年4月13日(土)~2024年6月2日(日) |
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会場 |
岩手県立美術館
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住所 | 岩手県盛岡市本宮字松幅12-3 |
時間 |
9:30~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日、4月30日、5月7日 ※ただし4月29日、5月6日は開館 |
観覧料 | 一般 1,300円(1,000円) 高校生・学生 800円(600円) 小学生・中学生 500円(400円)
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TEL | 019-658-1711 |
URL | https://www.ima.or.jp/ |
岩手県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

『ぐるんぱのようちえん』 1965年/『 たろうのおでかけ』 1963年/『 こすずめのぼうけん』1976年 すべて部分
©Seiichi Horiuchi

《青いサーカス一家》1950年 堀内事務所蔵
©Seiichi Horiuchi

《風景》1950 年代 堀内事務所蔵
©Seiichi Horiuchi

『くろうまブランキー』1958年 福音館書店 堀内事務所蔵
©Seiichi Horiuchi

『ぐるんぱのようちえん』1965年 福音館書店 堀内事務所蔵
©Seiichi Horiuchi

『雪わたり』1969年 福音館書店 堀内事務所蔵
©Seiichi Horiuchi

『オズの魔法使い』1969年 世界文化社/ 偕成社 堀内事務所蔵
©Seiichi Horiuchi

『ロボット・カミイ』1970年 福音館書店 堀内事務所蔵
©Seiichi Horiuchi

『ほね』1974年 福音館書店 堀内事務所蔵
©Seiichi Horiuchi