この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
阿波根昌鴻(あはごんしょうこう 1901-2002)は沖縄戦後、米軍に占領された伊江島で農民たちと共に非暴力の土地闘争を行った人物として知られています。阿波根は「銃剣とブルドーザー」と呼ばれた強制的な土地接収や米軍の横暴、射爆演習場による被害を記録するためにカメラを入手して1955年から島の記録を始めました。島で唯一のカメラを米軍に抵抗する手段とした阿波根は、「乞食行進」と呼ばれる行脚や陳情を展開するなかで沖縄における「島ぐるみ闘争」の一翼を担うようになりました。
生前、唯一の写真集として『人間の住んでいる島』(1982年)が出版されていますが、ここに収録された闘争の写真以外にも島の人々の肖像や日常を写した写真が数多く遺されていることが分かりました。
本土での初めての展覧会となる本展では、3000枚以上ものネガから新たに制作したデジタルプリント 約350点を展示します。「沖縄のガンジー」と呼ばれ、平和運動家として知られる阿波根の写真家としての側面をご覧ください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2024年2月23日(金・祝)~2024年5月6日(月・振) |
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会場 | 原爆の図 丸木美術館 Google Map |
住所 | 埼玉県東松山市下唐子1401 |
時間 | 9:00~17:00 |
休館日 |
月曜日(祝日の場合は翌平日) 4月23日~5月6日は無休 |
観覧料 | 大人 900円 中高生または18歳未満 600円 小学生 400円 団体(20名以上)、60歳以上、チラシ持参者、比企地区在住者100円割引 障碍(しょうがい)のある方は半額 |
TEL | 0493-22-3266 |
URL | https://marukigallery.jp/7284/ |
原爆の図 丸木美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
◆トークイベント「人間の住んでいる島」
2024年4月20日(土)午後2時
出演:比嘉豊光(写真家)× 玉城睦子(伊江村立西小学校元教頭)× 小原真史 (本展キュレーター、東京工芸大学准教授)
参加無料(当日の入館券が必要です)
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