特別展 文明の十字路
バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰
―ガンダーラから日本へ―

三井記念美術館

  • 開催期間:2024年9月14日(土)~2024年11月12日(火)
  • クリップ数:40 件
  • 感想・評価:5 件
特別展 文明の十字路  バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰 ―ガンダーラから日本へ― 三井記念美術館-1
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弥勒菩薩交脚像 2~3世紀 平山郁夫シルクロード美術館
バーミヤン東大仏龕天井壁画 描き起こし図(部分)  宮治昭監修・正垣雅子筆  2022年  龍谷ミュージアム
スーリヤ柱頭 2~3世紀 平山郁夫シルクロード美術館
スーリヤ像 4~6世紀 龍谷ミュージアム
奉献小塔 2~3世紀 平山郁夫シルクロード美術館
重要文化財 弥勒菩薩半跏像 白鳳時代・天智5年(666) 大阪・野中寺
弥勒菩薩立像 鎌倉時代・13世紀
妙法蓮華経 巻第七 上元3年(676) 三井記念美術館
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特別展 文明の十字路  バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰 ―ガンダーラから日本へ― 三井記念美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

バーミヤン遺跡は、アフガニスタンの中央部を東西に走るヒンドゥークシュ山脈の中にあります。この地域は、古くからユーラシア各地の文化が行き交う「文明の十字路」とも呼ばれています。渓谷の崖に多くの石窟が掘られ、その中に東西二体の大仏がそびえていました。大仏の周囲壁面には「太陽神」と「弥勒」の姿が描かれていました。

本展覧会は、東西二体の大仏を原点とする太陽神と弥勒の世界に迫り、特に「未来仏」である弥勒信仰の流れを、インド・ガンダーラの彫刻と日本の法隆寺など奈良の古寺をはじめ各所に伝わる仏像、仏画等の名品でたどります。

バーミヤンの大仏と壁画は、2001年3月にイスラム原理主義組織・タリバンによって破壊されてしまいましたが、破壊以前に行われた調査時のスケッチと写真によって、このたび壁画の描き起こし図が新たに完成しましたので、東京にて初公開します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年9月14日(土)~2024年11月12日(火)
  • ※会期中展示替えを行います
会場 三井記念美術館 Google Map
住所 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 9月24日(火)、9月30日(月)、10月7日(月)、10月15日(火)、10月21日(月)、10月28日(月)、11月5日(火)
観覧料 一般 1,500円(1,300円)
大学・高校生 1,000円(900円)
中学生以下 無料
  • ※70歳以上の方は1,200円(要証明)
    ※20名様以上の団体の方は( )内割引料金となります
    ※リピーター割引:会期中一般券、学生券の半券の提示で、2回目以降は( )内割引料金となります
    ※障害者手帳の提示された方、およびその介護者1名は無料です(ミライロIDも可)
TEL050–5541–8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.mitsui-museum.jp/

三井記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

三井記念美術館 三井記念美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

バーミヤン遺跡に思う

タリバンがバーミヤンの大仏を破壊する映像を見たときの衝撃を今でも覚えてます。
三井記念美術館でバーミヤン??と思いつつ、出かけました。

ガンダーラの濃いお顔立ちの弥勒菩薩は、日本の菩薩を見慣れてるとモゾモゾした感じになりますが、仏教はインド発と思うとガンダーラの方がリアルなのかも。
太陽神や風神への信仰がアジアの各地にあることに、世界はつながってると感心。

そして、印象的だったのは、破壊された大仏の周囲の壁画の描き起こし図!
破壊前の日本からの調査隊が記録した写真やスケッチを基にした、10分の1縮尺です。
調査時点ですでに剥落しているところもありますが、岸壁の巨大な仏像の周りに描かれた壮大な兜率天の図に、よくあんな場所に描けたなぁ、華麗な世界観だなぁ、描き起こしにどれだけの苦労があったのかと、驚くばかりでした。

失われた遺跡は元には戻りません。
一日でも早く各地の紛争が終結し、日常生活が戻ることを祈ります。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

バーミヤンに風神が・・・。

正直、バーミヤン大仏には興味がありませんでした(すいません・・・)
日本の仏像、弥勒様を見に行くだけ~と思っていたんですが・・・。
バーミヤンにも日本と似てる仏像がありました!
弥勒様はもちろん、風神さんも、仁王像まで! 細工が細かい!!
バーミヤンの仏様は、豊満で色っぽくて、どこかデフォルメ感があり親しみやすい。
それらを見た後に見る、日本の弥勒さん・・・いつも以上に「和」を感じます。
バーミヤンを入口に、日本の仏像を見るのも視野が広がり、良いですね。
また、世界の遺産が争いによって破壊されてしまうのは、胸が痛いです・・・。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

2.0

苦手ガンダーラ

う~ん一応2回見に行ったのだけどやっぱり合わなかったかなぁ。
ガンダーラの石仏、中国風大陸風の仏像、飛鳥時代くらいの仏像、苦手なんです。顔が。
東博東洋館でも松岡美術館でも半蔵門ミュージアムでもスルーなので分かっていたことだけど。
野中寺の仏像もかなり貴重みたいなんですけど、どうにも好みじゃなく。
最後の展示室の日本の弥勒信仰あたりでようやく観られるようになるも。
興福寺伝来の個人蔵の弥勒菩薩立像は良い。あれは好き。
そもそも本展正直なところそんなにスゴイモノは来ていないような。
研究成果の発表の舞台としては価値のある展覧会なのかも。

THANKS!をクリックしたユーザー
シンディさん、karachanさん、morinousagisanさん

4.0

お顔立ちの違う仏像がたくさん

最初のうちは、美術品として、「千年以上も前に、石を彫ってよくこのようなものを造れるな」と興味深く観ていたのですが、そのうち、祈る対象として、或いは仏の教えを伝える一場面の具現化として心を込めてこのような物たちを作成した人々の心に感銘を受けました。
信じる宗教が違っていようと、このような物を破壊した行為があったことに(仏教徒ではない自分も)怒りを感じるほどでした。

渓谷の岸壁に仏像を彫っていますが、同じ岩場に住居として穴も掘っていて、生活と信仰が強く同居していることにも心を打たれました。
仏像自体は、日本のそれとは異なる顔立ちが面白いです。

4.0

どこを切り取っても大興奮の展示

バーミヤン関連の園児は今までもあったし
それぞれの展示で「これぞ!!」というものもあったけど

今回の展示て個人的に目を引いたのは
天井壁画の描き起こし図だ

よのなか「デジタルでデータとれば現物は要らない」などとほざく
大阪や奈良の首長みたいな人もいるが

そんなことはない

デジタルであれアナログであれ
映像スケッチ測量そして現物
可能な限りあらゆる手段でなるべく多くのモノを
のこすことの大事さ難しさを感じさせる

今回の展示はバーミヤン/ガンダーラと日本の対比にもなっている
文化の中継地と最終的な到達地点
それぞれの表し方表現の違いが楽しめる展示だ

過去から現在に受け継がれた遺産をどう未来へつなげるか
等とふと考えてみてしまったりしてしまう

ちょっと三井記念美術館ぽくない展示だなと最初は思ったけど
期待以上にどっぷり楽しめる展示だった

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出展作品・関連画像IMAGES

弥勒菩薩交脚像 2~3世紀 平山郁夫シルクロード美術館

バーミヤン東大仏龕天井壁画 描き起こし図(部分)  宮治昭監修・正垣雅子筆  2022年  龍谷ミュージアム

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スーリヤ像 4~6世紀 龍谷ミュージアム

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