この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
朝鮮時代の工芸の美をいち早く見出し、浅川伯教・巧(あさかわのりたか・たくみ)兄弟とともに、京城(現在のソウル)に朝鮮民族美術館を設立した柳宗悦。2024年は、美術館の創設から100年の節目に当たります。
1916年、浅川伯教から贈られた朝鮮陶磁を手にし陶磁器の美に開眼した柳は、1919年の三・一独立運動を契機に、芸術こそ日本と朝鮮の人々の心を一つにするという信念のもと、まだ評価が低かった朝鮮工芸を頻繁に朝鮮を訪ねて集め、朝鮮民族による美を示すための「朝鮮民族美術館」の設立を計りました。現地に暮らした浅川伯教・巧兄弟の惜しみない協力を得て、美術館は1924年に開館、そのコレクションは3,000点以上に及んだと言われています。
終戦を迎え、朝鮮民族美術館に保管されていたコレクションは伯教によって国立民族博物館に移管、後に国立中央博物館に収蔵されましたが、その全容は明らかではありません。一方でコレクションの一部は、柳が1936年に設立した日本民藝館に保管されていたために、陶磁器を中心としたおよそ100点が日本民藝館に残されています。
本展では朝鮮民族美術館の旧蔵品に加え、朝鮮民族美術館の時代に集められた旧柳宗悦コレクションを併せて展示します。両国の心を結び付けた稀有な美術館の意義を、初出品となる浅川伯教採取陶片などを交え、改めて振り返ります。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2024年6月15日(土)~2024年8月25日(日) |
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会場 | 日本民藝館 Google Map |
住所 | 東京都目黒区駒場4-3-33 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 ※祝日の場合は開館し、翌日休館 |
観覧料 | 大人 1,200円(1,000円) 高大生 700円(600円) 小中生 200円(150円) ※( )は20名以上の団体
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TEL | 03-3467-4527 |
URL | https://mingeikan.or.jp/ |
日本民藝館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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