この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
池上秀畝(いけがみしゅうほ 明治7(1874)-昭和19(1944)年)は、長野県上伊那郡高遠町(現在の伊那市)に生れ、当時世にあまり名の知られていなかった荒木寛畝の最初の門人・内弟子となり、大正5(1916)年から3年連続で文展特選を受賞、帝展では無鑑査、審査員を務めるなど官展内の旧派を代表する画家として活躍しました。
池上秀畝の作品は、「旧派」と一括りにされることが多いですが、表現の多様性や、同い年で同じく長野県南部出身の菱田春草に代表される新派とは、また異なる立場から新しい日本画を実践しました。秀畝は、展覧会芸術だけでなく、襖絵や障壁画といった、室内装飾などにも取り組んでおり、同時代の人々に支持されていましたが、近年では新派ほど研究がされておらず、展覧会等で取り上げられる機会も多くはありませんでした。
生誕150年を機に、旧派の代表格とされた池上秀畝の人生と代表作をたどり、決して「旧」ではない秀畝の画業の全体像を振り返ります。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2024年5月25日(土)~2024年6月30日(日)
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会場 |
長野県立美術館
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展示室 | 展示室 1・2・3 |
住所 | 長野県長野市箱清水1-4-4 (善光寺東隣) |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 | 水曜日 |
観覧料 | 一般 1,000円 (900円) 大学生・75歳以上 700円 (600円)
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TEL | 026-232-0052 |
URL | https://nagano.art.museum/ |
長野県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

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池上秀畝《写生帖》年不詳 信州高遠美術館蔵

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