髙田賢三 夢をかける

東京オペラシティ アートギャラリー

  • 開催期間:2024年7月6日(土)~2024年9月16日(月・祝)
  • クリップ数:47 件
  • 感想・評価:8 件
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1970年 撮影:岩田弘行
文化出版局 ©︎High Fashion 1971年10月号 撮影:大西公平
文化出版局 ©︎High Fashion 1971年10月号 撮影:大西公平
文化出版局 ©︎装苑 1971年9月号 撮影:増渕達夫
文化出版局 ©︎装苑 1972年3月号 撮影:岩田弘行
文化出版局 ©︎装苑 1972年1月号 撮影:岩田弘行
RICHARD HAUGHTON
毎日新聞社
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

髙田賢三(1939-2020)は、日本人のファッションデザイナーとしていち早くパリに進出し、斬新なアイデアで常識を打ち破るスタイルを次々と生み出しました。単身で渡仏後、1970 年にパリで自らのブランドを立ち上げた髙田は、木綿の新しい可能性を打ち出したことで「木綿の詩人」と称され、早くから注目を集めます。その後も、身体を衣服から解放させることを意識し、直線裁ちの着物袖やダーツをなくしたゆとりある服を生み出したり、独特の色使いや柄の組み合わせを用い「色彩の魔術師」と称されるなど、日本人としての感性を駆使した作品を数多く発表しました。それらは、国境や文化、性別を自由に超え、これまでの西欧中心の伝統文化にとらわれない新しい衣服を示唆することとなり、今もなお世界中で愛されています。

2020 年に惜しまれつつ逝去した髙田賢三の没後初の大規模個展となる本展では、髙田のファッションの変遷を衣装展示でたどるとともに、幼少期から描いていた絵画やアイデアの源泉となった資料、衣装のデザイン画などを紹介し、多角的な視点で人物像を浮かび上がらせ、日本人デザイナーのパイオニアとして世界で活躍した髙田賢三の生涯にわたる創作活動を回顧します。

◆ 髙田賢三 略歴
1939年、兵庫県姫路市生まれ。文化服装学院に入学し、1960年に若手デザイナーの登竜門「装苑賞」(第8回)を受賞。渡仏して5年後の1970年、パリに自らのブランドを立ち上げる。その自由で華やかなデザインで瞬く間に人気が広がり、世界を代表するトップデザイナーとして活躍した。1999年に「KENZO」ブランドから退いた後も、企業とのコラボレーションやオペラ衣装の制作、新たなブランドの立ち上げなど、精力的に活動した。
2020年、81歳で逝去。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年7月6日(土)~2024年9月16日(月・祝)
会場 東京オペラシティ アートギャラリー Google Map
住所 東京都新宿区西新宿3-20-2
時間 11:00~19:00 (最終入場時間 18:30)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、
8月4日[日・全館休館日]
観覧料 一般 1,600円(1,400円)
大・高生 1,000円(800円)
中学生以下 無料
  • ※( )内は各種割引料金
    ※障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料
    ※割引の併用および入場料の払い戻しはできません
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.operacity.jp/ag/

東京オペラシティ アートギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

没後初の大規模回顧展。正直言ってもっと観たかった。

2020年に亡くなられた、高田賢三氏。没後初の大規模回顧展が、出身の文化服装学院のある新宿、その区内のオペラシティーアートギャラリーで開催。パリでなく日本なら姫路とか神戸とかよか、やっぱ新宿よね、な~んて‥。(ちなみに同級のコシノジュンコさんは85歳で未だご活躍中)
ファッションの世界には全く疎い私ですが、近年、国立新美術館ファッションインジャパン以来、都内だけでもマリー・クワントにガブリエル・シャネルにクリスチャン・ディオールにイヴ・サン・ローランにあと中原淳一も‥かな。いろいろモード系デザイナーさんの方の展覧会が開催されていて、一応観て来ました。みな良かったと‥。若くして単身パリに渡り、パリに、また時代にも愛された高田賢三の軌跡を、生まれてから晩年までの年表と、所々に関連した写真やポスターなどをはさみつつ、時代時代の作品が並び紹介しています。1982年のマリエ(ウェディングドレス)もありました。ファッションの世界に疎い私でもはっきり記憶にあるのは、当時‥自分がチロリアンテープを縫い合わせてポケットティッシュ入れを創ったり、黒のシンプルな安トートバッグに自分でお気に入りチロリアンテープ2本を縫い付けたりしていた頃でしたから(笑)。四谷シモン氏と作り上げた自由な関節を持つマネキンも展示されていました。一番大きな展示室には、バラなど華やかなモチーフの生地見本が並べられてタペストリーの様。そして中央には、まるでファッションショーのランウェイのように作品を着けたトルソーが並びます。映像作品以外は撮影可の本展、みなスマホを向けてカシャカシャやっていました。最奥の大壁面にはまさにそのファッションショーの映像が流れ、華やかそのものです。
実は一緒に展覧会に向かう友人に、「和」のイメージの話をしたら、KENZOに「和」のイメージは全然ないと言われてしまいました。でも私は、ちぢみに紬や絣に綸子などを使った作品や、着物のような平面裁断の作品の印象が確かにありました。こうして見ると確かに、華やかな花モチーフとビビットな色と、あえて反対色を合わせた大胆でパワフルな色使いの作品たち。「色彩の魔術師」と称されたとか。そこに「ロシアっぽい」「中国っぽい」或は「日本っぽい」褞袍の様な作品や、和生地をあしらったものもいくつか見えて来ました。「髙田賢三のフォークロアと1980年代」の… Read More

5.0

KENZOとは何者か?

KENZOのブランドは知っていても、彼の人生を知る人は少ないのでは?
自分もまたその一人であったからこそ、今回の展示はKENZOの1から10までを知ることができる展覧会だったので、とても楽しめた。
彼の人生をなぞるように生まれる、素晴らしいドレスの数々。
鮮やかでいながら、「着てみたい」と思わせる魅力が満載。
特にニットのドレスは数多とあり、そのどれもが素晴らしい。
KENZOを知らなくても、むしろ知らないからこそ行ってほしい展覧会でした。

3.0

ノスタルジア

本人がブランドを退いてだいぶ時間が経ち、数年前に亡くなって、KENZOは「思い出のブランド」になっていたんですが、まさかの回顧展!

自分が買えるのはハンカチと雑誌くらいだったけど、「装苑」や「ハイファッション」を読み漁っていた頃はKENZOの全盛期で、色の合わせ方が本当に素敵だった。雑誌を捨てられなかったのもいい思い出です。

東南アジアテイストのフォークロア作品がなかったのは残念でしたが、これだけ揃えてくれたので十分で楽しめました。

4.0

KENZOガーデンで

日本人を代表するファッションデザイナーの一人として高田賢三の名前はもちろん認知していたが、具体的にどのようなファッションデザインを残してきたのかは、恥ずかしながらあまりイメージがついていなかった。今回は没後初の個展ということで、あらためて彼の人生を辿りながら作品を鑑賞できる有意義な展覧会だった。思っていたよりは作品数が少なく、鑑賞に時間はかからなかったが、じっくり観てもぐったりし過ぎないくらいでちょうどよい。
高田賢三のデザインの大きな特徴は、色彩感の豊かさと花のモチーフの多用だろう。とくにファッションショーの映像が上映された広い展示室は衣装の花畑のよう。華やかで派手なだけでなく、どこか落ち着いたエレガントな印象を受けるのは、素材感のおかげなのだろうか。マネキンのすっくとした佇まいもよいが、身に纏った色とかたちをゆらめかせて、軽やかに舞うとなお魅力的になりそうな衣装の数々だった。衣服がどのようなアティテュードを想起させるかも、デザインの特徴の一つかもしれない。この微妙なニュアンス、人によっては感じ方が異なるかもしれないが、ぜひ会場で身体的な想像を広げてみてほしい。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、uchikoさん

3.0

KENZO

名前は知っていましたがやはり一時代を築いたデザイナーなんですね。
柄物が多いですが木綿の素材もあったりして着心地が良さそうな印象。
油彩が結構いけていました。
ホワイトキューブとしては新美や現美には敵わなかったか期待を超えるような
おおっと唸るようなキュレーションでは無かったかなぁ。
映像を除いて写真撮影可能でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん

3.0

可愛かった

ファッションには特に疎いのですが、高田賢三が中原淳一の影響を受けていたと聞いて、行ってみました。フォークロア系にどこか日本の香りのするデザイン素敵でした。

5.0

ワクワクがとまらない

映像作品以外は撮影OKなので写真とりまくりました。高田さんの世界観は本当に可愛くて終始ワクワクがとまりませんでした。思っていたより小規模ではありましたが、ファッションショーを連想させるような展示をされていて見やすく、撮影映えします。

4.0

ファッションショーのような展示

いいなあ
会場に入り進んでいくとずらっと立ち並ぶ衣装の数々
まるでファッションショーのランウェイのようだ

会場を出て入り口に戻るときも数多くのデザインスケッチで目を楽しませてくれる
思ったよりもコンパクトにまとまった展示だったけど
思った以上に楽しめた

個人的には写真OK展示でも写真を撮るのは好きでは無いのだけど
写真を撮る行為も展示に組み込まれているような錯覚すら覚える
デザイン色シルエットも面白楽しさをこれでもかと感じさせる展示だ

THANKS!をクリックしたユーザー
michi93さん、uchikoさん

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出展作品・関連画像IMAGES

1970年 撮影:岩田弘行

文化出版局 ©︎High Fashion 1971年10月号 撮影:大西公平

文化出版局 ©︎High Fashion 1971年10月号 撮影:大西公平

文化出版局 ©︎装苑 1971年9月号 撮影:増渕達夫

文化出版局 ©︎装苑 1972年3月号 撮影:岩田弘行

文化出版局 ©︎装苑 1972年1月号 撮影:岩田弘行

RICHARD HAUGHTON

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