4.0
歴史を感じる博物館
永青文庫自体が歴史を感じる建物です。
展示内容も戦国から近代にいたる歴史の重みを肌で感じることができます。
定期的にいやされに行っています。
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戦国乱世を駆け抜けた武将・織田信長(1534~82)。永青文庫が所蔵する細川家伝来の信長の手紙59通は重要文化財に指定されていますが、これほどの数が一か所にまとまって伝わる例は他にはなく、直筆であることが確実な唯一の手紙をも含む点で、質量ともに突出したコレクションといえます。
本展では、これらすべての珠玉の文書を通して、室町幕府の滅亡、一向一揆との死闘、長篠合戦、荒木村重謀反、明智光秀による本能寺の変など、信長の激動の10年間を、配下の細川藤孝(1534~1610)らの動向とともに丁寧に読み解きます。革新的、破天荒、残虐、超人といった現代の多くの人が抱く信長のイメージは真実なのか——。永青文庫の歴史資料から真の信長像に迫ります。
【FEATURE|内覧会レポート】
新発見も含めた60通の「信長の手紙」を全点公開―浮かび上がる戦国武将の“リアル”な姿
会期 |
2024年10月5日(土)~2024年12月1日(日)
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会場 |
永青文庫
![]() |
住所 | 東京都文京区目白台1-1-1 |
時間 |
10:00~16:30
(最終入場時間 16:00)
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休館日 |
月曜日、10月15日、11月5日 ※ただし10月14日、11月4日は開館 |
観覧料 | 一般 1,000円 シニア(70歳以上) 800円 大学・高校生 500円
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TEL | 03-3941-0850 |
URL | https://www.eiseibunko.com/ |
4.0
永青文庫自体が歴史を感じる建物です。
展示内容も戦国から近代にいたる歴史の重みを肌で感じることができます。
定期的にいやされに行っています。
3.0
戦国の世の明日をも知れぬ日々に武将たちのリアルな息遣いを感じられ面白かったです。
あのとき、武将たちは何を考えどのように行動したかを思い浮かべるのも楽しい。
信長の自筆は一点のみ。
武将は右筆という書記官に書かせるのが通常で自筆というのはほとんどないそうです。
明智光秀も自筆作品あり。ちょっと分かりにくいですけどキャプションに「自筆」と書いてありました。
国宝の柏木菟螺鈿鞍も出ていてなかなか豪華な企画展です。
図録は一般書として発売されていて面白そうです。
お近くの早稲田大学會津八一記念館では多くの企画展が開催されていました。
あわせて見ても良いと思います。
5.0
重要文化財がずらりと並ぶ。本能寺の変の前後の武将の動きがとてもよくわかりました。
いや、わかるというか、えええっ? そうなの?という驚愕の事実があり、普通にテレビを見たり、歴史本を読んでいるのでは知りえなかったことばかりでした。細川藤孝は信長や光秀が一目置いていたんですね。信長のように、勢力をどんどん拡大していったというわけでもなく、どちらかというと、文化・教養人というイメージでした。にもかかわらず、信長をして「あなたが頼りです」と言わせる。光秀も本能寺の変の後、歴史を変えるような裏切りをしたにもかかわらず、一気に弱気になり、藤孝へ言い訳のような手紙を書いている。細川藤孝って何者なんでしょうか? 荒木村重、細川ガラシャ、豊臣秀吉に関連した手紙もあり、歴史ファンとしてはしびれるような時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。
5.0
室町幕府滅亡、長篠合戦、荒木村重の謀反など、歴史的事件の裏側が透けて見える文書の数々。信長関係の文書は新発見のそれを除くとすべてが重文という豪華さです。
原文は読めませんが、書き下し文や解説で十分に楽しめました。特に日付が近い文書を時系列で読んでいくと、状況や信長の指示が刻々と変化していく様子がリアルで、わくわくしました。
信長の自筆と確定している唯一の文書、光秀や三成の文書もあり、戦国時代ファンは必見の企画かと。
細川家に信長の文書が多数残っているのは、3代藩主忠利が収集したおかげで(収集に纏わるエピソードも興味深いです)、文書の他にも、伝藤孝使用の腹巻、伝ガラシャ作成の袱紗、伝足利義輝拝領の国宝の鞍など、歴史の重みを感じる品々が並び、大事に保管し後世に伝えてくれてありがとー!!です。
細川藤孝は、古今伝授や茶道で著名で文化人という印象でしたが、いやいや大した政治家だなぁと認識が改まりました。
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