この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
粋で艶っぽい美人を描き、庶民の心をつかんだ江戸末期の浮世絵師・歌川国貞(三代豊国・1786~1864)は、浮世絵史上最多となる数万点もの作品を残した人物として知られています。
22歳でデビューしてから79歳で亡くなるまでの間、常に第一線で活躍し、当時の人々から絶大な人気を博していました。
北海道立近代美術館は、2004(平成16)年に浮世絵コレクターおよび研究者として著名な故・高橋博信氏が所有していた、国貞を中心とする浮世絵の寄贈を受けました。そのほとんどが美人画で、保存状態も非常に良く、芸術的にはもちろん、歴史的・文化的にも貴重な資料として位置づけられます。
本展では、所蔵品の美人画より約100点を厳選して、初期から晩年までの国貞の画業を幅広く紹介します。多彩な国貞の世界をお楽しみください。
<本展の見どころ>
◆《浄瑠璃づくし》全10点公開
斬新な構図で知られる代表作《浄瑠璃づくし》が10点すべて揃っているのは、世界でも北海道立近代美術館だけ。本展では、その全貌を紹介しています。
◆ 広重とのコラボレーション
《東海道五十三次》で有名な歌川広重。同じ歌川派として、国貞とは親しく交流していました。本展では、国貞と広重の合筆作品や、広重の風景画を背景にした国貞の美人画などを紹介します。二人の巨匠の夢のコラボレーションをお楽しみください。
◆ 一大ブームとなった「源氏絵」
柳亭種彦の草双子(絵入り読みもの)『偐紫田舎源氏』は国貞が挿絵を描いて大ヒット、江戸では空前の源氏ブームが起こりました。本展では、源氏物語をモティーフにした「源氏絵」を特集、そのコーナーでは春画《花鳥余情吾妻源氏》も公開します。
※会期中に場面替えあり。なお、《花鳥余情吾妻源氏》は性的描写を含むため、18歳未満の方のご観覧はご遠慮ください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2016年11月23日(水・祝)~2016年12月18日(日)
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会場 | 北海道立近代美術館 Google Map |
住所 | 北海道札幌市中央区北1条西17丁目 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 300円(250円) 高大生 150円(100円) 中学生以下 無料 <共通券> ※近美コレクションと特別展を両方観覧できます 一般 700円 高大生 300円
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TEL | 011-644-6882 |
URL | http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/knb/exhibition/sp_20161123_1.htm |
北海道立近代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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