この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
「鉄の芸術」と呼ばれる日本刀。武器としての突き詰められた機能性の中に、鉄の美しさが極限まで引き出され、古今の人々を魅了してきました。
その一方で、わが国には、刀剣を神や仏と結びつけ、畏れ敬う思想が古くから根付いています。例えば、『古事記』、『日本書紀』 に登場する天叢雲剣（草薙剣）は代表的な神剣のひとつで、ヤマタノオロチの尾から生じ、ヤマトタケルの東征でもその神力を発揮します。日本神話にはほかにも神剣が現れ、記紀の成立頃には、すでに刀剣が神威の象徴とされていたことがわかります。天叢雲剣は、剣そのものが神体とされており、また「三種神器」の一つで、皇位継承の証でもあります。
また刀剣には破邪や鎮守の力が宿るとして、儀式や行事で用いられ、古くは古墳の出土品の中にも儀礼的機能を持つ剣や大刀が見つかっています。時代が下ると、能や説話などの創作物の題材にもなり、文学や美術など、刀剣に神性を見出す思想が、日本文化のいたるところで昇華されているのです。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2023年4月8日(土)～2023年6月25日(日) |
|---|---|
| 会場 |
姫路市立美術館
 Google Map |
| 住所 | 兵庫県姫路市本町68-25 |
| 時間 |
10:00～17:00
（最終入場時間 16:30）
|
| 休館日 |
月曜日 祝日・休日の場合を除く |
| 観覧料 | 無料 |
| TEL | 079-222-2288 |
| URL | https://www.city.himeji.lg.jp/art/ |
姫路市立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
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短刀 銘 信国
脇指 銘 江州野洲郡玉造庄吉次作/明応五年五月日
刀 銘 為小倉小四郎源則純兵部少輔源朝臣政則作/延徳元年十一月十五日
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刀 銘 明暦三年五月吉日播州住人大和大掾藤原氏重作/広峰山天王宝殿奉納中根氏貞晴 広峰神社蔵