この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
洋画家・宮本三郎(1905-1974)が生涯を通じて愛したモティーフのひとつ、花。奥沢の自宅兼アトリエで送った生活と制作の傍らには、常に花がありました。
初期の作品には、人物画や静物画を構成する要素として、花瓶に生けられた花が穏やかなタッチで丁寧に描かれましたが、次第に花そのものが主役となる機会が増えると、表面的な美しさや形態の再現にとどまらず、よりその実体や本質を追求するかのような試みが展開されます。やがて1960年代後半にもなると、宮本の花は、鮮やかな色彩と力強いタッチによって画面を覆いつくし、花自らがひとつの生命体であることを主張し始めるのでした。
それは、動かないもの、命のないものという意味での「静物=StillLife」を超え、自律する存在として鮮烈な輝きを放っています。またこの変化は、宮本が描く女性像の変遷-他者から視線を注がれる対象としての女性から、個としての主張と生を淑らせた存在としての女性ヘ―にも重なります。宮本三郎が「花」を描いた作品を中心に、時代ごとの女性像を織り交ぜつつご紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2023年4月1日(土)~2023年9月10日(日) |
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会場 | 世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館 Google Map |
住所 | 東京都世田谷区奥沢5-38-13 |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 7月18日(火) ※ただし、7月17日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 200円 (160円) 大高生 150円 (120円) 65歳以上・中小生 100円 (80円)
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TEL | 03-5483-3836 |
URL | http://www.miyamotosaburo-annex.jp/ |
世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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