この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
第二次世界大戦の終結後、政治対立により東西二つに分断されたドイツは、1990年に統一されるまでの間、冷戦の最前線にあって映画界も別々の道を歩むことになりました。西ドイツでは映画製作が息を吹き返すとともにアメリカや西欧の映画が盛んに輸入され、東ドイツでは国営会社DEFAによって独自の社会主義的な映画文化が育まれました。
そうした映画文化の分岐は、映画のポスターにも及びました。西ドイツでは、アート・フィルムを配給する会社がハンス・ヒルマン、フィッシャー=ノスビッシュ夫妻ら新世代のグラフィック・デザイナーを積極的に起用し、時に大胆なタイポグラフィに訴えた鮮烈なポスターが制作されました。一方で東ドイツでは、DEFAの采配のもと、エアハルト・グリュットナーやオットー・クンメルトらが、内省的な、しかし宣伝美術の枠に囚われない自在な表現を生み出します。
この展覧会では、フィルムセンターと京都国立近代美術館の共催により、1950年代後半から1990年までに制作された85点(西ドイツ45点+東ドイツ40点)の映画ポスターを通じて、“鉄のカーテン”の両脇で花開いた二つのグラフィズムを紹介します。
またこの展覧会は、11月29日から12月25日まで開催される特集上映「DEFA70周年 知られざる東ドイツ映画」の関連企画として行われます。映画上映と併せてお楽しみください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2016年11月15日(火)~2017年1月29日(日)
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会場 | 国立映画アーカイブ Google Map |
住所 | 東京都中央区京橋 3-7-6 |
時間 | 11:00~18:30 (最終入場時間 18:00) |
休館日 |
月曜日 12月26日(月)-1月3日(火)は休室です |
観覧料 | 一般 210円(100円) 大学生・シニア 70円(40円) 高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、MOMATパスポートをお持ちの方、キャンパスメンバーズは無料
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/germanposter/ |
国立映画アーカイブの情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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