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光あふれる地中海に面し、古代より風光明媚の地として知られた南イタリアのポンペイ。西暦79年、街の北側にあるヴェスヴィオ火山の噴火により、悲劇的な終焉を迎えます。1748年から発掘が始まり、古代都市の姿が徐々に明らかになりました。遺物の中でもとくに人々を驚かせたのは、色鮮やかな壁画の数々です。火山灰が乾燥剤に似た役割を果たしたことにより、奇跡的に保存されました。
本展では、世界遺産に指定されたポンペイとその近郊の遺跡から出土した壁画を描かれた主題ごとに紹介します。住宅や公共建築など、さまざまな建造物を美しい絵画で飾り、人生を謳歌した古代ローマの豊かな暮らしを追体験できる機会となります。
| 会期 | 2016年10月15日(土)～2016年12月25日(日) |
|---|---|
| 会場 |
兵庫県立美術館
 Google Map |
| 住所 | 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 （HAT神戸内） |
| 時間 |
10:00～18:00
（最終入場時間 17:30）
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| 休館日 |
月曜日 |
| 観覧料 | 一般 1,500円（1,300円） 一般ペアチケット 2,400円 大学生 1,100円（900円） 高校生・65歳以上 750円（650円） 中学生以下 無料
|
| TEL | 078-262-1011 |
| URL | http://www.mbs.jp/pgm2016/ponpei.shtml |
5.0
古代都市ポンペイを一瞬にして壊滅させたヴェスヴィオ火山噴火の火砕流は、都市を覆い尽くした火山灰が乾燥剤の役割を果たし、古代ローマ時代の栄華を色褪せることなく永遠の時の中に凝結させ、数千年の時を超えた今も驚くほど色鮮やかに残っています。
”ポンペイの赤”は元々は黄色だったものが高温の火砕流や火山ガスにより赤色に変色したものもあるとのことで、自然災害の恐ろしさと多くの人々の命を奪った運命の残酷さを思いながら、当時の人々の文化的で豊かな暮らしぶりや芸術性の高さが感じられる美しい古代遺跡を見つめました。ポンペイの壁画はなかなか普段見られないので展覧会で観られて良かったです。
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