宇都宮美術館開館25周年記念 全館コレクション展
これらの時間についての夢

宇都宮美術館

  • 開催期間:2022年9月25日(日)~2023年1月15日(日)
  • クリップ数:5 件
宇都宮美術館開館25周年記念 全館コレクション展 これらの時間についての夢 宇都宮美術館-1
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力石咲《ニット・インベーダー in 常陸多賀》2016年
撮影:木奥恵三©︎KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭
髙橋銑《Cast and Rot No.25》2022年
Photo by Ichiro Mishima, Courtesy of LEESAYA
大巻伸嗣《Echoes-Infinity /2018》「深みへ‐日本の美意識を求めて‐」展
(ロスチャイルド館/パリ)での展示風景、2018年
ペーター・ベーレンス《電気時計「シンクロン」》1907~08年
高橋由一《中洲月夜の図》1878年
清水登之《丘に憩う》1933年
宇都宮美術館開館25周年記念 全館コレクション展 これらの時間についての夢 宇都宮美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

本展覧会は、25周年を迎えた宇都宮美術館の歴史をまとめた年譜と共に、準備室時代の資料などを展示する空間から始まります。続く展示室1では、残された資料を基に、1997年の第1回コレクション展の再現を行います。図鑑の1ページのように、作品を見るために純化されたホワイトキューブにおける再現展示は、さながら25年前へのタイムスリップとなることでしょう。

続いて来場者が目にするのは、「時間という目に見えないものに色と形を与えることで、時計やカレンダーとなったデザイン作品です。風景画を中心としたコーナーでは、山並みなど不変的な光景を捉えた作品群が一堂に会します。さらに、本展は、世界が戦争の恐怖に包まれた1919‐1943年の25年間に制作された日本とドイツの作品群を集めたコーナー、同館のコレクションの代表的な作家であるマルク・シャガールの生涯を追う特集へと続きます。

さて、上記の宇都宮美術館の歩みとコレクション作品の紹介が、同館の「これまで」であるとしたら、「これから」を見せるのは、3名の招聘アーティストの作品です。大巻伸嗣は、その代表作の1つ、岩絵具によって花々を描き出す作品『Echoes-Infinity』シリーズの新作を制作します。大巻はこのシリーズで、花柄や伝統的な文様を用いて、私たちの文化や記憶を鮮やかに描き出し、それらを見つめなおす空間を作り出してきました。今回、外光が差し込む吹き抜けのホールに現れる新作は、美術館のある森と調和し、美しく詩的な考察へと鑑賞者を誘います。髙橋銑は、美術作品の保存と活用のジレンマを鋭く提示し話題となった映像作品≪二羽のウサギ≫に加え、同館での下見から着想した写真の新作を手掛けます。力石咲は、これまでベンチ、建物、樹木などを色鮮やかな毛糸で編み包む作品を発表してきました。今回は、編む行為によってつなぐというテーマを深化させ、糸をほどく事に意味を持たせる新作を構想しています。

彼/彼女たちの作品は、コレクションや宇都宮美術館の歴史に新たな視点をもたらし、鑑賞者を美術作品と時間をめぐる深い思索へと導くこととなるでしょう。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年9月25日(日)~2023年1月15日(日)
会場 宇都宮美術館 Google Map
住所 栃木県宇都宮市長岡町1077
時間 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
10月11日(火)、11月4日(金)、11月14日(月)~ 18日(金)、12月29日(木)~1月3日(火)、1月10日(火)
※ただし10月10日(月・祝)、1月9日(月・祝)は開館
観覧料 一般 1,000円(800円)
大学生・高校生 800円(640円)
中学生・小学生 600円(480円)
  • ※( )は20名以上の団体料金
    ※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者(1名)は無料
    ※宇都宮市在学または在住の高校生以下は無料。宮っ子の誓いカードまたは学生証を要提示
    ※毎月第3日曜日(10月16日、11月20日、12月18日)は「家庭の日」です。高校生以下の方を含む家族で来館の場合、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下は無料となります。11月3日「文化の日」(宇都宮市民は無料)
    ※事前申込制(時間指定)のお知らせ:申込方法は宇都宮美術館の公式サイトをご確認ください
TEL028-643-0100
URLhttp://u-moa.jp

宇都宮美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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力石咲《ニット・インベーダー in 常陸多賀》2016年
撮影:木奥恵三©︎KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭

髙橋銑《Cast and Rot No.25》2022年
Photo by Ichiro Mishima, Courtesy of LEESAYA

大巻伸嗣《Echoes-Infinity /2018》「深みへ‐日本の美意識を求めて‐」展
(ロスチャイルド館/パリ)での展示風景、2018年

ペーター・ベーレンス《電気時計「シンクロン」》1907~08年

高橋由一《中洲月夜の図》1878年

清水登之《丘に憩う》1933年

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