この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
古来、天然の美しい塗料として、あるいは接着剤・保護膜として用いられ、今日まで豊かな造形と意匠を生み出してきた“うるし”。
静嘉堂の漆芸コレクションは、飲食器や文房具、調度品等のほか、天目台や盆・棗(なつめ)、香合といった伝世の茶道具、多数の印籠も含んでおり、幅広く、豊かな内容を持つものです。
本展は、館蔵の日本・中国・朝鮮・琉球等の漆芸品から優品を精選、10年ぶりに公開します。そのうちには、近年修理を終え、色調も明るく甦った近世初頭における漆芸の傑作・重文の「羯鼓催花・紅葉賀図密陀絵屏風(かっこさいか・もみじのがずみつだえびょうぶ)」があり、このたび修理後初公開となります。
漆芸の各種技法を駆使し、絵画的表現にも迫る本作は、漆にはない白色を得るために、密陀絵(一種の油絵)技法も用いています。作者、制作背景ともに不明という、この豪華でミステリアスな大作に、是非ご注目下さい。
このほか、“唐物(からもの)”として、わが国で珍重されてきた中国漆芸、大らかで優美な朝鮮漆器、色彩豊かな琉球漆芸など、ここに各時代・各地域で作り出された漆工芸の世界を一同にご鑑賞いただけます。
“うるし”によって伝えられた美の世界を、どうぞお楽しみ下さい。
※会期中、一部作品の展示替をいたします。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2016年10月8日(土)~2016年12月11日(日)
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会場 | 静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内) Google Map |
住所 | 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 (ただし10月10日は開館)、10月11日(火) |
観覧料 | 一般 1,000円 大高生 700円 中学生以下無料
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.seikado.or.jp/ |
静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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