こわくて、たのしいスイスの絵本

アサヒグループ大山崎山荘美術館

  • 開催期間:2022年9月17日(土)~2022年12月25日(日)
  • クリップ数:28 件
  • 感想・評価:4 件
こわくて、たのしいスイスの絵本 アサヒグループ大山崎山荘美術館-1
こわくて、たのしいスイスの絵本 アサヒグループ大山崎山荘美術館-2
こわくて、たのしいスイスの絵本 アサヒグループ大山崎山荘美術館-3
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こわくて、たのしいスイスの絵本 アサヒグループ大山崎山荘美術館-5
フェリックス・ホフマン『おおかみと七ひきのこやぎ』《こやぎたちドアをあける》1957年 ©Felix Hoffmann 小さな絵本美術館蔵
フェリックス・ホフマン『スイスの伝説』《小僧がどうやってヨーデルを習ったか》1971年 ©Felix Hoffmann 小さな絵本美術館蔵
エルンスト・クライドルフ『花を棲みかに(春の使い)』《まま母さん》1926年 小さな絵本美術館蔵
ハンス・フィッシャー『ブレーメンのおんがくたい』《動物たち騒ぐ》1940年頃 ©Hans Fischer 小さな絵本美術館蔵
ハンス・フィッシャー『こねこのぴっち』《扉》1948年 ©Hans Fischer 小さな絵本美術館蔵
こわくて、たのしいスイスの絵本 アサヒグループ大山崎山荘美術館-1
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こわくて、たのしいスイスの絵本 アサヒグループ大山崎山荘美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

スイスの文化が息づく絵本を紹介する展覧会を開催いたします。

ベルンに生まれたエルンスト・クライドルフ(1863-1956)は、アルプスの草花を擬人化した『花のメルヘン』をはじめ、数々の絵本を手がけ、絵本文化が花ひらいた当時のヨーロッパで、その先駆けのひとりとなりました。ハンス・フィッシャー(1909-1958)は、勢いのある線を重ねて絵を描き、『ブレーメンのおんがくたい』や、『こねこのぴっち』などを発表し、人気を博します。フェリックス・ホフマン(1911-1975)がわが子へ贈るために手作りした『おおかみと七ひきのこやぎ』は、日本でも長く愛される絵本となっています。また、『スイスの伝説』ではユーモアあふれる挿絵も描きました。

草花や風俗、地方の伝説などを通じ、スイスらしさをそれぞれに表現した彼らが手がけた絵本や挿絵には、楽しそうに見えていてもじつはこわい場面や、こわそうに見えていても楽しい場面が描かれています。

アサヒビール大山崎山荘美術館の本館である大山崎山荘を建てた加賀正太郎は、スイスの名峰ユングフラウに登頂した初めての日本人として山岳史に名をのこしています。加賀は山を愛し、自然をいつくしみました。この大山崎とスイスの交流を記念して、長野県にある小さな絵本美術館協力のもと、3作家の原画やリトグラフ、手描き絵本など約70点をご紹介します。すこしこわいけれど、楽しいスイスの絵本の世界をお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年9月17日(土)~2022年12月25日(日)
会場 アサヒグループ大山崎山荘美術館 Google Map
住所 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
9月20日、10月11日
※ただし、9月19日、10月10日、
11月21日、28日は開館
観覧料 一般 900円(団体:800円)
高・大学生500円(団体:400円)
中学生以下 無料
障害者手帳をお持ちの方 300円
TEL075-957-3123 (総合案内)
URLhttps://www.asahibeer-oyamazaki.com/tokubetu/45155/

アサヒグループ大山崎山荘美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

アサヒグループ大山崎山荘美術館 アサヒグループ大山崎山荘美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

自然に囲まれたレトロ感ある洋館の中で鑑賞たのしめ店内にカフェもある美術館

とりあえず雰囲気が凄く良い
平日とか人があまり居ない時に立ち寄れるなら
行き着くまでにパシャリと色々写真を撮りたくなる立地をしている

レトロな洋館だけにそういうのが好きな人は展示を楽しめる以上に楽しめる作りをしている
家族で立ち寄ったが母はこの美術館をすごく気に入っていました

今回はスイスの絵本で普段見れない昔の絵本を1枚ずつ鑑賞できて楽しかった
広くないからこそ1枚1枚の絵を時間気にせずじっくり見れるのも良い

中のカフェでは展示のテーマのケーキか食べれるのも面白かった
スイスの絵本というヨーロッパな世界観と洋館が凄くマッチしていて

洋館に合うヨーロッパの作品が集まる時は特にオススメできるというか行きたくなる楽しい美術館でした

1.0

怖くなくてなつかしい絵本いっぱい!

「おおかみと七ひきのこやぎ」「ねむりひめ」「こねこのぴっち」「ブレーメンノのおんがくたい」読み継がれている絵本がスイスの作家の作品とは知らずにいました。
ですからなじみの絵本の作家がフィッシャーもホフマンだったとは改めて知りました。丁寧に描かれているのは自身の子供たちへの贈り物としての愛情がこもっていたんですね!
スイスと言えばアルプスを想像して今いますがやはりのびやかな自然に囲まれた環境の中で製作されたことがそれぞれの作品から伝わってきて暖かい気持ちになれた展覧会でした。

4.0

のんびり過ごせる美術展

20世紀前半、ほぼ同時代に活動していた、スイス人のエルンスト・クライドルフ、ハンス・フィッシャー、フェリックス・ホフマンの絵本、イラスト展。美術展のタイトルが「こわくて、たのしいスイスの絵本」だったので、グロテスクな絵があるのかと思いましたが、こわいのは、かわいい絵に隠された物語でした。勧善懲悪の話に脚色していない、グリム童話やスイスの伝説が、絵本やイラストになっていて、日本との文化の違いを感じました。絵本も数冊おいてあり、ベンチに座って読むことができます。
美術館は実業家・故加賀正太郎の別荘を改築した木造邸宅で、作品だけでなく、空間も楽しむことができました。
半地下、別館にある展示室に、印象派クロード・モネの睡蓮が常設展示されており、訪れたときは、同展示室にパウル・クレーの作品が展示されていました。ここでもスイス人作家の作品に出会うことができ、嬉しくなりました。

4.0

懐かしい思い出、絵本の世界

まず、こちらの美術館には初めての行かせていただきました。近くて遠い感じでなかなか行けずにいました。自然の中にアンティーが雰囲気の素敵な美術館で、館内も落ち着ける空間で、周りの景色も美しく気持ちが良かったです。そして、今回の怖くて楽しいスイスの絵本展はとても可愛らしい絵の数々で楽しめました。絵はとても可愛らしいのですが、よく見ると少し怖かったり、説明の文章を読むとまた怖かったりもしましたが、絵本の世界なのでそれも興味深く鑑賞できました。
ハンス・フィッシャーさんの絵は、これ!小さい頃に読んだ絵本の挿絵だと懐かしく思い出しながら、観させていただきました。「おおかみと七ひきのこやぎ」、「ブレーメンのおんがくたい」は特によく覚えています。
小さい頃はどこかリアルで少し怖いような雰囲気の絵だと思っていました。それが一層本のお話の中に引き込まれていくような感覚が記憶に残っています。そして、おおかみのお腹を切ったり、縫ったりする絵がものすごく印象的だったことを思い出しました。今観るととてもオシャレな可愛さがある絵と感じれるのが不思議です。その他にエルンスト・クライドルフさんの「花の棲みかに」(まま母さん)はパンジーに花に顔の表情が描かれていてとても面白かったです。パンジーはドイツ語でまま母と言うらしく、その絵の感じがよく出てました。それぞれの作品にちょっとした怖さというか意味があったりとそういう見方というのも面白いなと思える美術展でした。

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出展作品・関連画像IMAGES

フェリックス・ホフマン『おおかみと七ひきのこやぎ』《こやぎたちドアをあける》1957年 ©Felix Hoffmann 小さな絵本美術館蔵

フェリックス・ホフマン『スイスの伝説』《小僧がどうやってヨーデルを習ったか》1971年 ©Felix Hoffmann 小さな絵本美術館蔵

エルンスト・クライドルフ『花を棲みかに(春の使い)』《まま母さん》1926年 小さな絵本美術館蔵

ハンス・フィッシャー『ブレーメンのおんがくたい』《動物たち騒ぐ》1940年頃 ©Hans Fischer 小さな絵本美術館蔵

ハンス・フィッシャー『こねこのぴっち』《扉》1948年 ©Hans Fischer 小さな絵本美術館蔵

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