この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
人の姿や生物の姿の無い〈もの〉や〈風景〉。そこには確かに存在した痕跡が呼吸するように作り出されては消えていく。
写真家・太田順一の世界を5 つの「ものがたり」(「菅原通 聖遺物」「化外の花」「父の日記」「遺された家」「ひがた記」)で紹介。
◆ 作家コメント
二十代の半ばで写真を始めて以来、私は写真とは人間を描くものだと考え、モノクロで人ばかり撮ってきました。しかし、五十になる手前ぐらいから、中年のウツなのか、人を相手にすることに少々うみ疲れて〈もの〉〈風景〉に向かうようになりました。でも私としては、人は写してはいないけれど〈もの〉〈風景〉に反映された人の営みを撮ってはいるつもりです。ただ、人を撮っていたときにはなかったプラスアルファを〈もの〉〈風景〉の彼方に求めています。それは歴史のようなもの、写真を撮っている私が消えていなくなっても目の前の光景は連綿として続くであろうと思わせるもの、ひとことでいえば〈永遠〉です。
『群集のまち』より 2007年
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年8月27日(土)~2022年11月6日(日) |
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会場 | 入江泰吉記念奈良市写真美術館 Google Map |
住所 | 奈良県奈良市高畑町600-1 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 8月12日(金)、9月20日(火)、10月11日(火) ※但し、9月19日(月)、10月10日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 500円 高校・大学生 200円 小・中学生 100円
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TEL | 0742-22-9811 |
URL | https://naracmp.jp/ |
入江泰吉記念奈良市写真美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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