有田焼創業400年記念 特別展 明治有田 超絶の美―万国博覧会の時代

泉屋博古館東京

  • 開催期間:2016年9月24日(土)~2016年12月4日(日)
  • クリップ数:6 件
  • 感想・評価:4 件
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香蘭社《色絵麒麟花喰鳥文鳳凰形トレイ・コーヒーセット》1875(明治8)年~1880年代 株式会社賞美堂本店蔵(写真提供:世界文化社)
有田《染付蒔絵富士山御所車文大花瓶》1873(明治6)年 有田ポーセリンパーク蔵 (写真提供:世界文化社)
香蘭社(辻勝蔵)《色絵菊花流水文透台付大花瓶(対)》1876(明治9)年頃 個人蔵(写真提供:世界文化社)
精磁会社《色絵鳳凰花唐草文透彫大香炉》1879(明治12)年~1897(明治30)年頃 個人蔵(写真提供:世界文化社)
香蘭社《色絵有職文耳付大壺》1875(明治8)年~1880年代 個人蔵(写真提供:世界文化社)
香蘭社(年木庵喜三)《色絵流水梅花文耳付花瓶(対)》1875(明治8)~1879(明治12)年 有田ポーセリンパーク蔵(写真提供:世界文化社)
精磁会社《金彩パルメット桐文チュリーン》 1879(明治12)年~1897(明治30)年頃 個人蔵(写真提供:世界文化社)
香蘭社《染付藤文洋食器》1910(明治43)年頃 公益財団法人立花家史料館蔵(写真提供:世界文化社)
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

江戸時代初期、佐賀県・有田の地において日本で初めて磁器が作られ、国内のみならず、ヨーロッパ各国の王侯貴族を魅了する華やかで精緻な製品を数多く制作してきました。

明治時代に貿易が自由化されると、細やかな絵付けと精緻な技巧を凝らした有田磁器は、1873(明治6)年開催のウィーン万国博覧会で好評を博し、その後も世界各国で開催された博覧会を中心に絶大な人気を誇りました。

巨大な花瓶や再現不可能と言われる細密描写には、当時の職人達の超絶技巧の美を感じることができます。当時のデザイン画とそれに基づいて製作された作品が共に並ぶ、大変貴重な機会です。

世界を魅了した華麗なる作品の数々から、明治有田の魅力を紹介します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2016年9月24日(土)~2016年12月4日(日)
会場 泉屋博古館東京 Google Map
住所 東京都港区六本木1丁目5番地1号
時間 11:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
(10/10は開館、10/11(火)休館)
観覧料 一般 800円
学生(高・大学生) 600円
中学生以下無料
  • ※団体(20名様以上)2割引
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.sen-oku.or.jp/tokyo/

泉屋博古館東京の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

美しい!

六本木一丁目の緑につつまれた泉屋博古館は、静かで落ち着いた美術館。お気に入りのひとつです。有田焼というと身近な焼き物ですが、ここに並んでいるのは、紛れもなく超一級の芸術品ばかりで、すばらしいです。目と心の保養におすすめします。

4.0

日本の技術のすばらしさ

博覧会用や輸出用など海外にむけて力のはいった作品がたくさんありました
題名通り超絶技巧、絢爛豪華でした
年表では香蘭社の歴史も知ることができコンパクトながら充実した展示でした
泉屋博古館は六本木とは思えないひっそりした場所にあり
当たりの散策にも良い場所です

4.0

超絶の美!美!美!

知識が無いので期待してなかったのですが、初めて観た凄い作品群に終始、圧倒させられました。欧州万博を機に、こんなに凄い造形美や絵付けが、昔の日本で確立していたのに改めて驚きでした。平日に訪れたので空いていて、好きな作品を見つけて、ずっと眺められ、至福の時を得られました。この機会に、焼き物の世界に一歩踏み込めた良い機会となりました。ART AgendA様に感謝♪

4.0

明治初期、必死の匠たちが世界に挑んだ日本の超絶の美

すみません。「泉屋博古館分館」ではなく、昨年、巡回の最初の2015年9月5日(土)~10月4日(日)に「横浜そごう」で見ました。実際‥そごう美術館と泉屋の分館では、展示スペースの違いがかなりあるのでは‥と、思ってしまうのですが、展覧会自体素晴らしかったと思います。開国以後、先進欧米文化・技術が、怒涛の様に流れ込む明治初期、日本の、職人といわれた人たちの、誇りと意地をかけて挑んだ‥あえてヨーロッパで好まれ傾向の作品たち。技術力もデザイン力も本当に素晴らしく、大きい作品も小さい作品も、緻密な美にも、本当に圧倒されました。焼き物や工芸品好きの方でなくても、ぜひ今、上野の東京藝大美術館で開催されている「驚きの明治工藝」と一緒に、この時代の超絶技巧を堪能していただければと思います。機会があればまた、泉屋の分館でも見たいと思います。

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出展作品・関連画像IMAGES

香蘭社《色絵麒麟花喰鳥文鳳凰形トレイ・コーヒーセット》1875(明治8)年~1880年代 株式会社賞美堂本店蔵(写真提供:世界文化社)

有田《染付蒔絵富士山御所車文大花瓶》1873(明治6)年 有田ポーセリンパーク蔵 (写真提供:世界文化社)

香蘭社(辻勝蔵)《色絵菊花流水文透台付大花瓶(対)》1876(明治9)年頃 個人蔵(写真提供:世界文化社)

精磁会社《色絵鳳凰花唐草文透彫大香炉》1879(明治12)年~1897(明治30)年頃 個人蔵(写真提供:世界文化社)

香蘭社《色絵有職文耳付大壺》1875(明治8)年~1880年代 個人蔵(写真提供:世界文化社)

香蘭社(年木庵喜三)《色絵流水梅花文耳付花瓶(対)》1875(明治8)~1879(明治12)年 有田ポーセリンパーク蔵(写真提供:世界文化社)

精磁会社《金彩パルメット桐文チュリーン》 1879(明治12)年~1897(明治30)年頃 個人蔵(写真提供:世界文化社)

香蘭社《染付藤文洋食器》1910(明治43)年頃 公益財団法人立花家史料館蔵(写真提供:世界文化社)

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