この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
本展は、紙を素材とした造形作品やインスタレーションを手がける十勝の若手造形作家・加藤かおり(1986- )の神田日勝記念美術館での初個展です。加藤作品の幾何学的で精緻な造形は、一見すると機械によって工業的につくられたもののようですが、実際には作家本人の手仕事によって、さまざまな色と材質の紙を繰り返し折り込んでつくられています。
大きく、重みのある紙と対峙しながら、手や指先の感触に意識を集中させ、ひと呼吸ずつ均一に作品を折りあげていくその「手わざ」は、どこか職人的でもあり、さらには、ペインティングナイフで一筆一筆作品を描きあげる日勝の描法をも思わせます。
本展では、加藤の造形作品を館蔵品の神田日勝の絵画が展示されている空間の中でご覧いただきます。絵画と立体、近代美術と現代美術、ジャンルや時代をこえた2人の競演をお楽しみください。
◆ 加藤かおり
1986年北海道中川郡幕別町忠類(旧広尾郡忠類村)生まれ。高校からオーストラリアに留学し、メルボルン大学Victorian College of the Arts(VCA)ドローイング学科入学。折り紙に着想を得て、紙を折り込んで作る立体作品やドレス、インスタレーションを手がけるようになる。2008年にメルボルンで初個展「Fold」開催、2013年に帯広で国内初個展「INTERACTION-対話」開催。2014年にラトビアのリガで「ペーパー・オブジェ・フェスティバル」参加、2015年におびひろコンテンポラリーアート「マイナスアート」参加など、国内外で個展、グループ展多数、カナダでの「ファッション・ウィーク」にも参加。2017年帯広市民劇場新人賞受賞、2022年「Paper on Skin Wearable Paper Art Tasmania」最高賞受賞。北海道阿寒湖温泉リゾートホテル「あかん遊久の里 鶴雅」に作品収蔵。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年9月23日(金・祝)~2022年12月11日(日) |
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会場 | 神田日勝記念美術館 Google Map |
住所 | 北海道河東郡鹿追町東町3丁目2 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日(10月10日は祝日のため開館) 10月11日(火)、10月30日(日) 11月4日(金)、11月24日(木) |
観覧料 | 一般 530円(470円) 高校生 320円(260円) 小学生 210円(150円)
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TEL | 0156-66-1555 |
URL | https://kandanissho.com/ |
神田日勝記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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