5.0
じっくりと鑑賞できました。
週末にドライブを楽しみながら向かいました。若冲のエリアは人気でしたが、じっくりと作品を鑑賞することが出来ました。後期でしたので、糸瓜群虫図の展示でした。近くで見ると質感だけでなく質量も感じられ、しばらく見惚れてしまいました!
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京都・岡崎に位置する細見美術館は、1998年の開館以来、古美術を中心とした日本美術のコレクションによって国内外の人々に親しまれてきました。そのコレクションは、大阪の実業家であり茶人としても知られた細見良(初代古香庵)氏にはじまり、館長の細見良行氏まで続く細見家三代により蒐集されたものです。
細見コレクションの特徴は、各作品の質の高さはもちろん、古代から現代に至る日本の各時代、絵画・彫刻・書蹟・諸工芸の各分野を網羅し多彩であることです。とりわけ、今日高い人気を誇る琳派や、江戸時代の京の絵師・伊藤若冲(1716-1800)の作品群は、細見家が早くから着目して蒐集を続け、公開してきた非常に貴重なものです。
本展では、細見コレクションの中から、若冲の作品16点を展観するほか、若冲を生み、その異才を育んだ「京」の歴史・文化を伝える美術品の数々を紹介します。
名所図や物語絵、茶の湯の美術、祭礼図、歌仙絵、琳派の絵画など、重要文化財や重要美術品を含む選りすぐりの約90点を4章で構成し、若冲と「京」の美意識が織りなす日本美術の奥深さを浮き彫りにします。
会期 | 2022年4月23日(土)~2022年6月12日(日) |
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会場 | 茨城県近代美術館 Google Map |
住所 | 茨城県水戸市千波町東久保666-1 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ※ただし5月2日は開館 ※5月16日(月)展示替:作品入替6点、場面替6点 |
観覧料 | 一般 1,210円(1,100) 満70歳以上 600円(550円) 高大生 1,000円(870円) 小中生 490円(370円)
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TEL | 029-243-5111 |
URL | https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/ |
5.0
週末にドライブを楽しみながら向かいました。若冲のエリアは人気でしたが、じっくりと作品を鑑賞することが出来ました。後期でしたので、糸瓜群虫図の展示でした。近くで見ると質感だけでなく質量も感じられ、しばらく見惚れてしまいました!
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大好きな若冲の絵を見たくて、東京から2時間かけて高速バスで行きました。東京で若冲なら大行列を覚悟ですが、なんと水戸では連休中にもかかわらず並ばずに見られました。
京都の細見コレクションだから、若冲以外にも有名絵師の作品がたくさんあるけど、やっぱり最後にまとまってある15点の若冲がよかったです。「雪中雄鶏図」はかなり初期の作品ですが、「動植綵絵」に通じるものがありますね。私以外誰も見ていない独占状態で、じっくり見られました。「花鳥図押絵貼屏風」は、左から2番目に描かれている小鳥がとってもかわいい!一昨年の9月に細見美術館でも見た「鼠婚礼図」、何度見ても楽しい絵です。
若冲の絵をじっくり、ゆっくり見られた幸せなひとときでした。
5.0
伊藤若冲の作品をはじめ、美術史でお馴染みの本阿弥光悦や俵屋宗達、尾形光琳や池大雅など錚々たるメンバーの美術品を堪能できる作品展でした。
若冲の作品16点が一堂に会する空間は、いるだけで胸が高鳴ります。その作風柄か、動物や人のお茶目な表情や動きの描写に、若冲の生き物に対するあたたかな眼差しを感じ、非常に穏やかな気持ちになりました。
鶏の羽毛の質感や、花びらの重なりを本物のように再現する若冲の技法についての詳しい解説もあったおかげで、専門的な視点からも作品を楽しむことができます。
若冲の作品を目当てに訪問しましたが、展示されていた他の屏風絵にも強く惹かれました。江戸時代の老若男女が、当時の京の祭礼や年中行事を楽しんだその様子が、にぎやかな臨場感をもって伝わってきます。
特に、江戸時代の仮装踊りの様子が描かれた図屏風は、京の人たちの仮装技術の高さや祭礼を思いっきり楽しもうとする心意気が伝わり、思わず笑みがこぼれました。ハロウィンで仮装を楽しむ現代人と変わらない姿に、時代を越えたつながりを感じます。
細見家の方は、ユーモア溢れる温かな人々の営みが伝わる作品が好きだったのかな、なんてことを思いました。作品展では、小さなお子様も、お茶目な人々の姿が描かれた美術品の数々に、釘付けになっていました。幅広い年代の方が楽しめる、素敵なコレクションの数々です。ぜひ、多くの人に訪れてほしいと思いました。
5.0
5月6日、「若冲と京の美術 京都 細見コレクションの精華」を主人と堪能させていただきました。
特に、DMの「雪中雄鶏図」と「花鳥図押絵貼屏風」の凄技に感動。若冲の抜群の描写力とスピードのある筆使いが生み出す、鋭い鶏冠と羽根、爪。今にも鶏や花鳥が絵から飛び出てきそうな圧倒的な存在感に息をのみました。
書の中では、「貫之集」石山切と「利休消息」の作品も抜群に素晴らしかったです。筆の力を入れたところと力を抜いたところ、筆と墨の息継ぎわかるような細見コレクション最高でした。
今回の展覧会にて美意識が刺激され、アートアジェンダ様の展覧会情報を今後も楽しみにしております。この度は、ご招待いただきありがとうございました。
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