この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
埼玉県深谷市出身の日本画家である江森天寿 (1887-1925)と、同郷の石川梅子(1890-1973)二人の花鳥画を中心とする展覧会を開催いたします。
明治44年(1911)に東京美術学校を優秀な成績で卒業した天寿は、翌年の絵画共進会で特選をうけて画壇にデビュー、大正4年(1915)の文部省美術展に初入選すると、深い自然観照と卓越した描写力によって、写実的な花を風景の中に巧みに組み合わせる作品作りを続けます。周囲から将来の飛躍を期待されますが結核により、同14年に38歳で生涯を閉じました。
石川梅子は、15歳の時にミシン刺繍の創作に取り組み、翌年には東京で刺繍作品展、大正5年に和洋裁・箏・華道などを教える女子教育の私塾を開きます。この年、天寿と運命的に出会い、本格的に日本画を習い始めます。師弟関係からお互いに深い愛情が生まれ新生活を始めますが、間もなく天寿の病状は進行して余命は僅かになっていきます。
そのような短い8年の間に天寿が梅子に与えた手本の花鳥画と、梅子の展覧会出品作と素描などを通して、二人(パートナー)の画業を辿ります。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2022年10月8日(土)～2022年11月27日(日) |
|---|---|
| 会場 |
遠山記念館
 Google Map |
| 住所 | 埼玉県比企郡川島町白井沼675 |
| 時間 | 10:00～16:30 （最終入場時間 16:00） |
| 休館日 |
月曜日 ※月曜日が祝祭日の場合は開館、翌日休館 |
| 観覧料 | 大人 1,000円（800円） 学生（高校・大学）800円（640円）
|
| TEL | 049-297-0007 |
| URL | https://www.e-kinenkan.com/index.html |
遠山記念館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
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江森天寿 松上群鴉 大正八年頃 遠山記念館蔵
江森天寿 蘇鉄 大正八年頃 遠山記念館蔵
江森天寿 鳳仙花 大正八年頃 遠山記念館蔵
石川梅子 秋 大正七年 遠山記念館蔵
石川梅子 紅蓮 大正九年 遠山記念館蔵
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石川梅子 ミシン刺繍 水汲みの女性 明治40年 遠山記念館蔵