この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
日本では、細工物・軽業(かるわざ)・曲芸・動物見世物といった様々なジャンルの見世物の興行が都市の盛り場や社寺の祭を中心に盛行し、人々を魅了してきました。
本展では、こうした江戸から明治・大正・昭和を経て現代に至る多種多様な見世物の姿を、絵看板、錦絵、一式飾や生人形(いきにんぎょう)などの資料をとおして紹介します。
◆ 関西初!見世物の世界が大集結
軽業や演戯などの技芸見世物、一式飾や生人形などの細工見世物、ラクダやゾウなどの動物見世物、そして欧米から伝来したサーカスや、電気機器などの科学的な見世物と、見世物が隆盛を誇っていた幕末~明治時代を中心に、多種多様な見世物を紹介します。このように、見世物の世界を網羅的に一堂に会して展示するのは、関西では初の試みです。
◆ 現代の様々なエンターテインメントや科学技術の原点がここに
身体の鍛錬によって技巧を演じた軽業や曲芸には、身体を駆使するスポーツの原点が見て取れます。また、動物見世物は、イルカショーのような動物園や水族館での興行とよく似ています。一方、エックス線装置などの科学装置は、当初は見世物として観衆の目に供せられました。そして、見世物で培われた「魅せる」(人びとを魅了し好奇心を惹起する)趣向や技術は、博覧会や博物館の展示へとつながっていきます。
寺山修司が「『血湧き肉おどる』幻想の世界」と呼んだ見世物の世界をご覧いただきながら、現代に息づく様々なエンターテインメントや科学技術のルーツを探ることができます。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2016年9月8日(木)~2016年11月29日(火)
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会場 | 国立民族学博物館 Google Map |
住所 | 大阪府吹田市千里万博公園10-1 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
水曜日 (ただし、期間中11月23日(水・祝)は開館、翌24日(木)休館) |
観覧料 | 一般 830円(560円) 高校・大学生 450円(250円) 小・中学生 250円(130円)
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TEL | 06-6876-2151 (代表) |
URL | https://www.minpaku.ac.jp |
国立民族学博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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