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不思議な世界への旅でした
パンデミックにより日常生活が一変しオンラインの世界にいる時間が長くなりました。その中でオンラインではできないことは何かと価値観が大きく揺らぐ経験をしました。「多層世界の歩き方」では多種多様なアート作品により制限された活動の中でも無限に広がるバーチャル世界の可能性を感じられました。今週からデザイン関連専攻の大学生となる息子がインスパイアされたことも多かったと思います。
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本展は、2020年度企画展「多層世界の中のもうひとつのミュージアム」*1 から続く、オンラインでのコミュニケーションがより多様な形で生活に浸透した現在の情報環境をテーマにした展覧会です。
現実世界と情報世界、さらにその媒介となる「コモングラウンド」*2 を多層的な世界としてとらえ、この情報環境をどのように「歩く」ことができるのかをアート作品や情報環境状況の解説などを通じて提示します。
コロナ禍以後、ミラーワールド時代の到来、といった時代状況に影響を受けた、現実世界と情報世界の間を往き来する、これからのリアリティを表現した作品を紹介します。
コロナ禍以後、オンライン会議ツールやVRチャットなど、オンライン上でのコミュニケーションがより多様な形で生活に浸透し、メタヴァース、ミラーワールドが、オンラインゲームでのライヴ・イヴェントなど、コミュニケーションや経済活動の「場」として注目を集めています。また、ウェブサイトで開催される展覧会など、以前とは異なる作品発表が行なわれるようになり、鑑賞や体験の方法が変わりつつある状況下で、表現や作品自体もまた変化しています。
この情報環境で私たちに起きている変化が、どのようにこれからの私たちを変えていくのでしょうか。そのような現在の多層世界をどのように歩き、どのようにとらえることができるのか。この多層世界からインスパイアされた表現と、テクノロジーが実現するかもしれない未来像を重ね合わせ、この新しい世界を、多層世界の散歩者として考えてみたいと思います。
*1——特別展「多層世界の中のもうひとつのミュージアム──ハイパーICCへようこそ」
*2——コモングラウンド:現実世界(モノ)と情報世界(デジタル)がシームレスにつながる生身の人間も、ロボットやアヴァターなどの「デジタルエージェント」が共存するインフラとしての環境を指す。
参考:ICCでは、これまでにも、「メタバース研究会」(2009–11)や「インターネット・リアリティ研究会」(2011–13)など、有識者の方々の知見をもとに情報環境についての研究会を開催してきました。
ICCメタバース・プロジェクト
インターネット・リアリティ研究会
会期 | 2022年1月15日(土)~2022年2月27日(日) |
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会場 | NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] Google Map |
住所 | 東京都新宿区西新宿東京オペラシティ 4階 |
時間 | 11:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 月曜日が祝日もしくは振替休日の場合翌日 保守点検日 2月13日 |
観覧料 | 一般・大学生 500円(400円) 高校生以下無料 (事前予約制・当日入場は事前予約者優先)
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TEL | フリーダイヤル 0120-144199 |
URL | https://hyper.ntticc.or.jp/random-walk/ |
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パンデミックにより日常生活が一変しオンラインの世界にいる時間が長くなりました。その中でオンラインではできないことは何かと価値観が大きく揺らぐ経験をしました。「多層世界の歩き方」では多種多様なアート作品により制限された活動の中でも無限に広がるバーチャル世界の可能性を感じられました。今週からデザイン関連専攻の大学生となる息子がインスパイアされたことも多かったと思います。
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