5.0
実体験にはかなわない
最終日に行き、NHKなどでも紹介された為か、図録が売り切れてしまっていましたが、心に残る展覧会。
例えば、香月は、太陽を黒く描き、自ら希望の象徴であることをやめたー。とか、死者を羨ましいとさえ思わずにはーとか本音を述べる。
原爆の図は、初めて、拝見しましたが、凄い迫力ー。
戦争を体験した方にはかなわないです。
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平塚市美術館の開館25周年を記念し、香月泰男と丸木位里・俊、川田喜久治の展覧会「香月泰男と丸木位里・俊、そして川田喜久治-シベリアシリーズ・原爆の図・地図-」が開催されます。
香月泰男(1911~1974) は山口県生まれの洋画家です。国画会同人としての活躍をへて応召、終戦後シベリアに抑留された経験をもとにした<シベリアシリーズ>に独自の画風を築きました。
丸木位里(1901~1995) は広島県に生まれ、青龍社展初入選後、美術文化協会に参加。1939年に赤松俊子(1912~2000)と結婚し、妻とともに広島原爆投下の惨状を取材し、ライフワークとなった<原爆の図>を制作しました。
川田喜久治(1933~)は茨城県土浦市に生まれ、高校時代から写真を撮り始め、土門拳が選者であった『カメラ』に応募、入賞ののち新潮社でグラビアやポートレート撮影担当をへて、フリーランスとして写真エージェンシー「VIVO」を結成。心理的、象徴的な喚起力を重視した表現による「地図」連作を発表。写真を通して「戦争」や「人間」を探り出していく試みが高く評価され、世界的な写真家として活躍しています。
洋画、日本画、写真という異なる手法によりながら、三様の戦争に対するまなざしがそれぞれに傑出した表現によって表されています。
神奈川県内では香月泰男の本格的な展示は22年ぶりであり、丸木位里・俊「原爆の図」は、2013年開催の「戦争/美術1940-1950」( 神奈川県立近代美術館 葉山)に数点展示されたのみです。川田喜久治は東京都写真美術館(2004年「世界劇場」)、東京国立近代美術館(2009年「ラスト・コスモロジー」) をへて神奈川県内では初の本格的な紹介となります。
偉大な芸術家の、それぞれの眼が捉え、生みだした作品は、私たちに深い感動と洞察の時をもたらせてくれることと確信しています。
会期 |
2016年9月17日(土)~2016年11月20日(日)
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会場 | 平塚市美術館 Google Map |
住所 | 神奈川県平塚市西八幡1-3-3 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 (ただし、9/19、10/10は開館)、9/20(火)、10/11(火) |
観覧料 | 一般 900円(720円) 高大生 500円(400円) 小中学生 無料
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TEL | 0463-35-2111 |
URL | http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/ |
割引券 | http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/info3.html |
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最終日に行き、NHKなどでも紹介された為か、図録が売り切れてしまっていましたが、心に残る展覧会。
例えば、香月は、太陽を黒く描き、自ら希望の象徴であることをやめたー。とか、死者を羨ましいとさえ思わずにはーとか本音を述べる。
原爆の図は、初めて、拝見しましたが、凄い迫力ー。
戦争を体験した方にはかなわないです。
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