この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
日本文人画壇の巨星浦上玉堂(1745-1820)は、現在岡山県立美術館が建つ地に生まれ、備中鴨方藩のエリート武士として前半生を過ごしました。
50歳で脱藩した時、同行した長男春琴(1779-1846)は16歳、次男秋琴(1785-1871)は、10歳でした。安定した生活を捨て自由を入手し、七絃琴と画筆を携えて諸国を遍歴した後、玉堂は京都で画家として活躍する春琴と同居します。一方、秋琴は11歳から会津藩に仕え、やがて雅楽方頭取に任じられるなど、音楽面での活動が目立ちます。
父子はそれぞれの個性に従い、それぞれに異なる活動に勤しみますが、みな文人としての誇りを高く保ち続けて生涯を送りました。
2006年の浦上玉堂展から10年が経過し、注目すべき作品があらたに発見されています。また今回は、関西画壇きっての人気作家でありながら、これまで十分な紹介がなされていなかった春琴にもスポットを当てます。
玉堂父子の全国にまたがる足跡を追いながら、珠玉の作品群をひとつの会場で一覧できる、かつてない規模の展覧会です。重要文化財8点を含む250点から構成され、前・後期で大規模な展示替えを行います。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2016年9月23日(金)~2016年10月30日(日)
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会場 |
岡山県立美術館
![]() |
住所 | 岡山県岡山市北区天神町8-48 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 祝日の場合は翌日 |
観覧料 | 一般 1,200円 大学生 700円 小中高生 300円 65歳以上 1,000円
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TEL | 086-225-4800 |
URL | https://okayama-kenbi.info/ |
岡山県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

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重要文化財 浦上玉堂《一晴一雨図》個人蔵

浦上秋琴《山水図》個人蔵

浦上春琴《浦上玉堂像》岡山県立美術館

浦上春琴《山水画帖》岡山県立美術館

浦上春琴《山水図屏風》のうち左隻 ミネアポリス美術館