3.0
展示にもう一工夫欲しかった
移転後初めて訪問です。スマホでQRコードを読み取る解説で、スマホやイヤホンをもっていない人への工夫が欲しいと思いました。作品は素晴らしいのですが、撮影不可の作品も多く、なんとなく眺めて来た感じです。規模も期待よりも小さめだったと思いました。日本の工芸とアール・ヌーヴォーの作品を並べて展示してあれば解説無しでも満足出たのでは?と感じました。
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フランス語で「新しい芸術」を意味するアール・ヌーヴォー。その様式の特徴は、植物などの有機的なモチーフに由来する曲線を多く用いる優美な装飾性にあります。アール・ヌーヴォーは、19世紀末から20世紀初頭にかけて広くヨーロッパで流行しましたが、その誕生に影響を与えたのは、遠く離れた日本の美術でした。
日本人にとってのアール・ヌーヴォーは、文字通り、最先端の芸術運動を意味するとともに、西洋のモード――新しい様式とその流行――に還流した、みずからの姿を映しだす鏡でもあったのです。
本展では、アール・ヌーヴォーの時代を代表するアンリ・ヴァン・ド・ヴェルド (1863-1957) やアルフォンス・ミュシャ(1860-1939)の作品、そしてアール・ヌーヴォー風の表現を取り入れた初代宮川香山(1842-1916)や杉浦非水(1876-1965)など、同時代の日本の工芸やデザインの展開を紹介します。さらに、アール・ヌーヴォーの源泉としての日本美術にも着目し、そこに通底する自然への眼差しが現代にまで受け継がれる様相を多彩な作品でたどります。
今回の展覧会では、東京国立近代美術館のコレクションに加えて、京都国立近代美術館が所蔵する関連作品も展示し、アール・ヌーヴォーをさまざまな視点から考えます。異なる文化が出会い、めぐりめぐって互いに響きあうダイナミズムや、すぐれた工芸品を生み出す日本の繊細な感性に触れる機会となるでしょう。
会期 |
2021年12月25日(土)~2022年3月21日(月・祝)
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会場 |
国立工芸館
![]() |
住所 | 石川県金沢市出羽町3-2 |
時間 | 9:30~17:30 (最終入場時間 17:00) |
休館日 |
月曜日 年末年始 12月27日~2022年1月1日 2022年1月11日(火) ※ただし2022年1月10日、3月21日は開館 |
観覧料 | 一般 300円 (250円) 大学生 150円 (70円)
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.momat.go.jp/craft-museum |
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