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陶芸家 富本憲吉の産土(うぶすな)
奈良県の安堵町に生まれた富本憲吉の陶芸家への歩みが、作家を代表する色絵や金銀彩等の作品を中心に幾つか展示されていました。
テイカカズラの花や羊歯(しだ)等をデザイン化して描かれた模様は、自然がつくり出す造形の普遍的な美しさがあって、いつの時代にも模様が古びることがなく、黄色や緑色、赤色等の発色が今も色鮮やかなことに驚かされます。
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日本近代陶芸の巨匠、富本憲吉(1886-1963)は、奈良県安堵町(あんどちょう)に生まれ、郷土を代表する芸術家として奈良県立美術館では、開館以来継続的にその創作活動が紹介されてきました。
富本憲吉は出生の地である安堵を“うぶすな”と呼んでいました。“うぶすな”は「産土」とも書き、生まれた土地、自身のルーツを表す言葉です。作品に施された故郷の風景から生まれた多数の図案からも、富本憲吉の創作と“うぶすな”奈良・安堵の深い繋がりを感じ取ることが出来ます。
本展では、富本憲吉が「うぶすな」という言葉に込めた故郷への心情と、安堵というルーツにはじまる創作の歩みを通じて華開いた多種多様の華麗な美の精華を展観するとともに、富本の芸術と“うぶすな”安堵の関わりを通して、奈良の歴史と伝統文化の魅力が紹介されます。
また、関連展示として、安堵町による「憲吉の望郷 ~大和安堵の風土と人々~」が同時開催されます。
会期 |
2016年8月5日(金)~2016年9月25日(日)
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会場 | 奈良県立美術館 Google Map |
住所 | 奈良県奈良市登大路町10-6 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 9月19日(月)は開館、9月20日(火)は休館 |
観覧料 | 一般 400円(300円) 大・高生 250円(200円) 中・小生 150円(100円)
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TEL | 0742-23-3968 |
URL | https://www.pref.nara.jp/11842.htm |
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奈良県の安堵町に生まれた富本憲吉の陶芸家への歩みが、作家を代表する色絵や金銀彩等の作品を中心に幾つか展示されていました。
テイカカズラの花や羊歯(しだ)等をデザイン化して描かれた模様は、自然がつくり出す造形の普遍的な美しさがあって、いつの時代にも模様が古びることがなく、黄色や緑色、赤色等の発色が今も色鮮やかなことに驚かされます。
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