この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
豊かな教養をもって詩書画に親しみ、自らもそれを作る人々―文人(ぶんじん)は、東アジアにおいて文化の担い手として、文学・芸術の発展を促しました。
官僚として政務にたずさわった者、俗塵を嫌って故郷に隠棲した者など、その生き方はさまざまですが、親しい友人との語らいや名勝への旅、当時の社会状況、自身の境遇への思惑など、日々生まれる想いを、墨を磨り筆をとって多彩な芸術作品へと昇華させました。
更に文人達の雅趣は、書斎の文房具といった普段使いの品々にも反映されてゆきます。硯、墨、筆、紙は「文房四宝(ぶんぼうしほう)」と呼ばれ、書斎道具の最も大切なものとされました。文人達の生み出す詩書画、書斎に置かれた道具などは、こうありたいという彼等の理想が表された、彼等の肖像そのものであったといえましょう。
本展観では、大和文華館の所蔵品を中心に、中国・朝鮮・日本における文人の書画と、文房四宝(ぶんぼうしほう)をはじめとする書斎の文房具を一堂に展示します。また小特集として、明から清時代にかけて流行した、文人の肖像を表す作品を紹介し、東アジアの豊かな文人文化をご覧いただきます。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年2月18日(金)~2022年4月3日(日) |
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会場 |
大和文華館
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住所 | 奈良県奈良市学園南1丁目11番6号 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 3月22日(火) ※但し3月21日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無料
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TEL | 0742-45-0544 |
URL | https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/ |
大和文華館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

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