この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
星野道夫は、アラスカで暮らし、大自然に生きる動物を撮影した写真家です。
北極圏の大地や、野生動物と共生する人々の暮らし、語り継がれた神話――。星野はその鋭敏な感度で生命の輝きを捉えるとともに、数々の出会いを通じて思索を深めながら、「自然と人の関わり」を追い続けました。彼の残した写真と言葉は、没後25年を迎えた今もなお多くの人々の心を動かし、今日的な課題へと向き合う私たちの背中を優しく押してくれています。
本展は、日本にいた20歳の星野がアラスカのシシュマレフ村村長と交わした手紙をはじめとする貴重な資料を交えて、初めて足を踏み入れたアラスカから、事故で亡くなる直前まで撮影していたロシアのカムチャツカ半島までの写真を一望するものです。未完の作品群によって星野の足跡を辿りながら、彼の終わりなき旅を紹介します。
◆ 星野道夫(ほしのみちお)
1952年、千葉県市川市生まれ。19歳のときに目にしたエスキモーの村の空撮写真に惹かれ、村長宛に手紙を書く。20歳の夏休みにアラスカに約3カ月滞在。帰国後、写真家になる決意をし、慶應義塾大学卒業後、動物写真家・田中光常氏の助手を2年間務める。1978年、アラスカ大学野生動物管理学部に入学。以後、アラスカの自然と人々をテーマに写真と文章で記録し発表。1996年8月、カムチャツカ半島で取材中にヒグマに襲われて急逝。アニマ賞・木村伊兵衛写真賞受賞。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2021年9月28日(火)~2021年11月7日(日)
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会場 | 岡山県立美術館 Google Map |
展示室 | 地下1階展示室 |
住所 | 岡山県岡山市北区天神町8-48 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 ※月曜日が休日の場合はその翌日 |
観覧料 | 一般 1,000円 65歳以上* 900円 大学・専門学校生* 500円 高校生以下 無料
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TEL | 086-225-4800 |
URL | https://okayama-kenbi.info/ |
岡山県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
◆ 記念講演会
「悠久の時を旅する 星野道夫が見続けた風景をたどって」
日時:2021年11月3日(水曜日・祝日)
13時30分から15時(13時開場)
会場:2階ホール ※要観覧券
定員:180名 ※要申込み
講師:星野直子氏(星野道夫事務所代表)
◆ ワークショップ
「スライドトークと鹿革小物づくり」
移住、狩猟、命への感謝と、活用のこと
星野道夫さんがカメラで捉えた世界は、私たちから遠く離れたものでは決してありません
「岡山で自然と共に生きること」について、お話と小物づくりを通して考えます
※ご注意:鹿の血液が写った画像がスライドトークに含まれます
日時:2021年10月23日(土曜日)
・10時から ・14時から
2021年11月6日(土曜日)
・10時から ・14時から
会場:地下1階講義室
対象:小学校中学年以上
定員:各回20名 ※要申込み
材料費:1500円
講師:渋谷肇氏(革職人、西粟倉村在住)
※いずれも要申込み、応募多数の場合は抽選とします。
※お申し込み方法は公式サイトをご確認ください。
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