この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
吉阪隆正(よしざかたかまさ)は戦後復興期から1980年まで活躍した建築家です。「考現学」の創始者として知られる今和次郎や近代建築の巨匠ル・コルビュジエに師事し、人工土地※の上に住む住宅《吉阪自邸》、文部大臣芸術選奨(美術)を受賞した《ヴェネチア・ビエンナーレ日本館》、日本建築学会賞を受賞した《アテネ・フランセ》、東京都選定歴史的建造物に指定された《大学セミナー・ハウス本館》などを手掛け、コンクリートによる彫塑的な造形を持った独特の建築で知られています。
“建築は世界で相互理解するための一つの手がかりではないかと考える”―吉阪隆正の講演より
一方で、建築だけにはおさまらない領域横断的な活動に取り組み、地球を駆け巡ったその行動力から、建築界随一のコスモポリタンと評されてきました。本展サブタイトル「ひげから地球へ、パノラみる」は、吉阪による造語を組み合わせたものであり、地域や時代を超えて見渡すことなどを意味する“パノラみる”と、自身の表象であり等身大のスケールとしての“ひげ”、そして個から地球規模への活動の広がり、という意味を込めました。本展は吉阪隆正の活動の全体像にふれる公立美術館では初の展覧会となります。
※戦後の住宅難解消のため吉阪は「住むためにすべてが準備されている大地を人工の力でつくる」ことを目指し、それを人工土地と呼んだ。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年3月19日(土)~2022年6月19日(日) |
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会場 | 東京都現代美術館 Google Map |
住所 | 東京都江東区三好4-1-1 |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 3月22日 ※ただし3月21日は開館 |
観覧料 | 一般 1,400円 大学生・専門学校生・65歳以上 1,000円 中高生 500円 小学生以下 無料
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TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/takamasa-yosizaka/ |
東京都現代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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