5.0
メルヘンの世界
いつもながらやさしい展覧会でした。
大好きなのでひいき目もありますが、どことなく不思議な悲しみをたたえたような少女が描かれている作品が、と共印象深い作家さんです。
ご主人の浜口さんともまた違った版画家ですが、気持ちがやわらかくなる作品です、
絵本とか詩集とか、そういうものt響きあってさらに素敵になるので、画集とかもおすすめです。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 299 の美術館・博物館と 548 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
メルヘン(Märchen)とはドイツ語で、古くから伝えられてきた民話やおとぎ話を指します。誰もが子どもの頃にふれた童話のように、どこか懐かしく、そして少し寂しい、メルヘン的な叙情性を持つ銅版画で知られるのが南桂子(1911~2004)です。
南桂子は現在の富山県高岡市に生まれ、38歳の時に版画家の浜口陽三と出会ったことで版画制作を始めます。浜口と共にフランスへ、後にアメリカへ渡り、多色刷り銅版画の制作、発表を続けました。
細い描線による少女、鳥、木や城などのモチーフが紡ぎ出すその独特の世界は、子どものような純真さと遠い国への憧れに満ち、私たちの心に過ぎ去った日々の優しい記憶を呼び起こしてくれます。
この展示では、群馬県立館林美術館が235点所蔵する南桂子作品のコレクションより、約60点を紹介します。あわせて群馬県立近代美術館の所蔵作品から、他の作家たちによる銅版画約20点を展示します。線による繊細な描写が創り上げる幻想的で詩情豊かなイメージをお愉しみください。
会期 |
2021年7月10日(土)~2021年8月22日(日)
|
---|---|
会場 |
群馬県立近代美術館
![]() |
展示室 | 展示室 1 |
住所 | 群馬県高崎市綿貫町992-1 群馬の森公園内 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 8月10日 ※ただし8月9日、8月16日は開館 |
観覧料 | 一般 300円(240円) 大学・高校生 150円(120円)
|
TEL | 027-346-5560 |
URL | http://mmag.pref.gunma.jp/ |
5.0
いつもながらやさしい展覧会でした。
大好きなのでひいき目もありますが、どことなく不思議な悲しみをたたえたような少女が描かれている作品が、と共印象深い作家さんです。
ご主人の浜口さんともまた違った版画家ですが、気持ちがやわらかくなる作品です、
絵本とか詩集とか、そういうものt響きあってさらに素敵になるので、画集とかもおすすめです。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
群馬県で開催中の展覧会
南 桂子《少女と小鳥の木》1967年 エッチング、ソフトグランドエッチング、サンドペーパー・紙 群馬県立館林美術館蔵
南 桂子《街と6羽の飛ぶ鳥》1963年 エッチング、ソフトグランドエッチング、スピットバイト、サンドペーパー・紙 群馬県立館林美術館蔵
南 桂子《花と蝶》1969年 エッチング、サンドペーパー・紙 群馬県立館林美術館蔵
シャルル・メリヨン《海軍省》1866年 エッチング・紙 群馬県立近代美術館蔵
ヘンリー・ムーア『羊連作』より《羊の頭》1974年 エッチング、ドライポイント・紙
The work illustrated has been reproduced by permission of the Henry Moore Foundation
群馬県立近代美術館蔵
長谷川 潔《花瓶に挿したコクリコと種草》1937年 エングレ―ヴィング・紙 群馬県立近代美術館蔵
渡邊 榮一《青い球の構成・道化師の物語》1971年 エッチング・紙 群馬県立近代美術館蔵