この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

昭和初期、ガラスといえば食器や板ガラスなどの実用品や、硬質な切子ガラスなどの生産が一般的でした。そこで岩田藤七（いわた とうしち 1893-1980）は、宙吹き技法による熔けたガラス特有のやわらかな造形に豊かな色彩をまとった作品を発表し、日本のガラス工芸を芸術の域にまで高めました。

長男の久利（ひさとし1925-1994）は研ぎ澄まされた感性と豊富な化学的知識により、色と光が織り成す華麗な作品を作り上げました。久利の妻の糸子（いとこ 1922-2008）は藤七が興した岩田工芸硝子株式会社を受け継ぎつつ、自らもガラスの装飾壁画や大皿などを制作しました。

本展では町田市立博物館のコレクションより、近代日本のガラス工芸史の礎を築いた岩田藤七・久利・糸子の作品約100点を紹介します。

開催概要EVENT DETAILS

会期	2021年4月17日(土)～2021年6月27日(日)
会場	栃木県立美術館 Google Map
住所	栃木県宇都宮市桜4-2-7 [公式アクセスMAP]
時間	9:30～17:00 （最終入場時間 16:30）
休館日	月曜日　 5月6日（木） ※ただし5月3日は開館
観覧料	一般 900円（800円） 大高生 600円（500円） 中学生以下 無料 ※（　）内は20名以上の団体 ※無料日：6月12日（土）、13日（日）、15日（火・県民の日）
TEL	028-621-3566
URL	http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/index.html