この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
テーマ1「お茶のお道具」
茶を喫する習慣が日本へ伝来したといわれるのは、実に800年も昔の鎌倉時代頃のこと。以来、時代や人びとの生活様式などに応じて様々に形を変化させつつ受け継がれてきました。
中でも安土桃山時代、千利休(1522~91)によって「茶の湯」が大成されて以降は多くの人びとが茶をたしなむようになり、その後日本を代表する伝統文化「茶道」として現在に至っています。
さて茶道ではたくさんの道具が必要となることから、これまで幾多もの茶道具が整えられてきました。それらは絵画や書、そして工芸など多岐にわたり、美術工芸のジャンルをほぼ網羅しています。従って茶道は、いわば「日本美術の集合体」ともいえるのでしょう。
石川県七尾美術館所蔵品の中核で、七尾市出身の実業家・池田文夫氏(1907~87)が蒐集した「池田コレクション」は、美濃焼や九谷焼、楽焼といったやきものを中心とした茶道美術品が多く含まれています。本テーマでは同コレクションなどから、各種の茶道具約40点を展示します。
テーマ2「花咲く美術」
私たちにとって「花」はきわめて身近な存在です。それは日常生活のあらゆる局面にいろどりや癒しなどを添えてくれる、まさにかけがえのない「パートナー」といえるでしょう。
また花は「華」とも書き、「華やか」という言葉にもあるように、美的な存在を花に例えるなど太古より「美しさ」の象徴とされてきました。また日本においてはそのけなげな姿に「はかなさ」を見いだし、「もののあわれ」的な独自の感性をも重ね合わせています。
そして芸術の分野においても「花」は欠かせない要素です。その美しさは古今東西を問わず多くの人びとを魅了し続け、詩や芸能、そして美術工芸などといった幅広いジャンルで多彩に採り上げられてきました。
そこで本テーマでは石川県七尾美術館所蔵品より何らかの形で「花」がモチーフとなっている作品を、計30点の絵画や工芸などをとおして紹介。めくるめく「フラワーワールド」をご堪能ください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年12月19日(土)~2021年2月14日(日)
2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」の影響による施設設備の点検・整備のため、当面の間、臨時休館
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会場 | 石川県七尾美術館 Google Map |
住所 | 石川県七尾市小丸山台1-1 |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 12月28日(月)~2021年1月4日(月) 2021年1月12日(火)・2月12日(金) ※ただし2021年1月11日は開館 |
観覧料 | 一般 350円(280円) 大高生 280円(220円) 中学生以下 無料
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TEL | 0767-53-1500 |
URL | https://nanao-art-museum.jp |
石川県七尾美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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