この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
海洋研究開発機構(JAMSTEC)所属の学術研究船「白鳳丸(はくほうまる)」は、2019年に竣工30周年を迎えました。これまで白鳳丸は、世界中の海で観測を行い、海洋物理学、生物学、地球科学、地球化学などの幅広い分野で多くの研究成果をあげてきました。
本展では、白鳳丸30年の航跡を振り返るとともに、その代表的な研究成果や、日本の海洋科学研究に果たしている役割について紹介します。
1章 白鳳丸30年の航跡
白鳳丸は、この30年間で2回の世界一周航海を行うなど、近海・遠洋を問わず世界の海を舞台に多目的研究航海を実施してきました。約239万kmという総航海距離は、地球60周分に相当します。本章では白鳳丸建造の経緯とその航跡を振り返ります。
2章 学術研究船・白鳳丸
白鳳丸は、研究者が観測・分析機器を持ち込めるよう、広い研究室や大型クレーン、ウインチなどが備えられた大型研究船です。また、若手研究者や学生に観測技術の指導が行われる後進育成の場でもあります。ここでは普段見られない船内の様子や観測機器類を紹介します。
3章 白鳳丸の科学的成果
白鳳丸における観測は、海洋科学各分野において、多くの重要な発見をもたらしました。2019年度の南半球世界一周航海では、近年、環境問題として注目されているマイクロプラスチックの連続観測や、日本船としては初めて、南極半島沖の海底地質調査などを行いました。また、これまでの調査航海の成果として、新種記載された生物標本(世界初公開含む!)などを紹介します。
4章 これからの白鳳丸
白鳳丸は、2021年度に約1年をかけて大幅な改修工事を行うこととなりました。本章では日本の海洋科学研究の現状と、白鳳丸が一端を担っていくその未来について解説します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年11月10日(火)~2020年12月13日(日)
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会場 |
国立科学博物館
![]() |
展示室 | 国立科学博物館 地球館1階オープンスペース |
住所 | 東京都台東区上野公園 7-20 |
時間 |
9:00~17:00
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休館日 |
月曜日 ※月曜日が祝日の場合は火曜日 |
観覧料 | 一般・大学生 630円 高校生以下および65歳以上 無料
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TEL | ハローダイヤル:03-5777-8600 |
URL | http://www.kahaku.go.jp |
国立科学博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

白鳳丸 ©東京大学大気海洋研究所

白鳳丸船上での作業風景 写真提供:国立科学博物館

ニホンウナギのレプトセファルス幼生 ©東京大学大気海洋研究所