5.0
日本の近代絵画特集という感じです
久留米つながりということで、作風や活動時期に関係なく集められた作品群となっています。
特集以外にも通常のコレクション展もあるので、和洋両方が楽しめる展覧会となっていました。
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石橋財団の近代洋画コレクションの中心である、青木繁と坂本繁二郎は、アーティゾン美術館の前身、ブリヂストン美術館の創設者・石橋正二郎と同郷の福岡県久留米市出身で、正二郎の本格的な美術品収集のきっかけとなった画家でもあります。
明治末から大正・昭和初期にかけて、久留米あるいはその近隣の筑後地域から多くの美術家が輩出された背景には、明治期にすでに洋画の指導者がいたこと、そして、その指導を受けた青木、坂本が中央画壇で活躍したことが挙げられるでしょう。圧倒的な存在感を放つこのふたりに憧れて上京した一群の画家たちもまた洋画史に確かな足跡を残しました。
そのなかのひとり、青木、坂本より4歳下の松田諦晶(まつだていしょう)は後続の画家を見守り、ときに彼らを先達と繋ぐ存在でした。その松田を通して見える創作活動や地縁に光をあて、久留米の豊かな洋画山脈を紹介するために、青木、坂本、古賀を中心に、松田、髙島野十郎(たかしまやじゅうろう)、髙田力蔵(たかたりきぞう)の作品も交えて紹介します。
アーティゾン美術館では、青木が学生時代に描いた25点ものスケッチを新たに収蔵しました。それらは、青木が1900年頃から博物館に通い、展示されていた多数の仮面を写したものです。神話を題材にした《わだつみのいろこの宮》などの制作背景を考えるうえで重要なその「仮面スケッチ」の大半は、1980年以来一般に公開されることがなく、「秘蔵の」スケッチとも呼ばれてきました。
本展では、青木の新収蔵作品の中から3点を展示します。さらに、これまでコレクションになかった坂本の油彩による「月」をついに迎えることとなりました。月を多数描いた画家としても知られる坂本の最晩年の《幽光[ゆうこう]》(絶筆)も初公開します。
会期 |
2020年11月3日(火・祝)~2021年1月24日(日)
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会場 | アーティゾン美術館 Google Map |
住所 | 東京都中央区京橋1-7-2 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 11月13日、11月24日 年末年始 12月28日~1月4日 1月12日 ※ただし、11月23日、1月11日は開館 |
観覧料 | ◎日時指定予約制 2020年11月3日(火・祝)~11月12日(木) 上記期間は4階展示室のみ公開、6・5階展示室は休室。 4階展示室では本展を含む「石橋財団コレクション選」を観覧できます。 石橋財団コレクション選 ウェブ予約チケット 500円 石橋財団コレクション選 当日チケット(窓口販売) 500円 学生無料(要ウェブ予約・中学生以下予約不要) ※この料金で本展を含む「石橋財団コレクション選」のみ観覧できます。 2020年11月14日[土]~2021年1月24日[日] 上記期間は「琳派と印象派展」を同時開催 ウェブ予約チケット 1,700円 当日チケット(窓口販売)2,000円 学生無料(要ウェブ予約・中学生以下予約不要) ※この料金で同時開催の展覧会を全て観覧できます。 ※ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ、美術館窓口でも当日チケットを販売 ※中学生以下の方はウェブ予約不要 ※スマートフォンとイヤホンをお持ちください。アプリにて声優の細谷佳正による所蔵作品の無料音声ガイドあり |
TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://www.artizon.museum/ |
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