この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
ちひろ美術館コレクションには、動物を描いた作品が数多く所蔵されています。動物は、私たち人間に近く、似ているために、国境を越えて画家や作家を魅了し続け、世界のお話や絵本に登場しています。
本展では、ちひろ美術館コレクションから選りすぐりの、世界の画家たちが描いた“ふしぎな動物たち”を集めました。
ひとくちに動物といっても、画家によって描き方は千差万別。鼻を楽器にしてブルースを奏でるゾウや、民族衣装を着たキツネなど、不思議な動物たちが描かれた作品を中心に、動物画の代表作を紹介します。
◆ 展覧会の見どころ
ふしぎ その1 象の悲しみ
ユゼフ・ヴィルコンは大の動物好き。猫、トラ、鳥、馬……、彼は好んで動物を描いてきました。しかし、この象は、他の動物たちとどこか違います。鼻が楽器のチューバのようになっており、ブルースを演奏しています。それも、人間ではなく、象が奏でる曲は、象牙のために殺された仲間たちへの哀歌なのです。
ふしぎ その2 動物と神
山の多い朝鮮半島には、昔から山岳崇拝思想と山神信仰が深く根を下ろしているといわれます。山神堂という韓国の土俗神である山神、すなわち山神霊を祭る所に掲げられた山神図では、虎が山の神あるいは山の神の使者として描かれていました。韓国のパク・ソワンによる絵は、虎を彼の新たなデザイン感覚でとらえています。
ふしぎ その3 踊る動物?たち
横一列に10体の不思議な生き物たちが並んでおり、よく見るとあまりみたことのない姿をしています。踊っているかのようなあやしい手つきをしていますが、彼らは、人々を悪から守る魔除けの存在です。トルコのジャン・ギョクニルは、バビロニア神話に遡って作品をつくっています。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2016年5月14日(土)~2016年7月11日(月) |
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会場 | 安曇野ちひろ美術館 Google Map |
住所 | 長野県北安曇郡松川村西原3358-24 |
時間 | 10:00~17:00 |
休館日 | 第2・4水曜日(祝休日は開館、翌平日休館) |
観覧料 | 大人 800円 高校生以下 無料
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TEL | 0261-62-0772 |
URL | http://www.chihiro.jp/azumino/ |
割引券 | https://chihiro.jp/foundation/contact/surveyform/ |
安曇野ちひろ美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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