この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
開館50周年記念の特別展第二弾は、中村記念美術館の創設者である故中村栄俊氏が収集した茶道具の展示です。
戦後、旧家や名家に秘蔵され、受け継がれてきた美術館が数多く売りに出されました。中村氏が美術品の収集を精力的に行ったのは、この時期、昭和22年から28年頃です。
氏は、中国陶器の青磁の優品である「砧形花生」、重要美術品の指定を受けた「青井戸茶碗銘雲井」などの貴重な名品を買い求めました。また、金沢の旧家に受け継がれてきた美術品を地元に留めておきたいという思いから、加賀藩主前田家伝来「古筆手鑑」、旧加賀藩重臣横山家伝来の茶入「利休小肩衝」、同本多家伝来の茶入「蒲生肩衝」を譲り受けました。
氏は収集の一方で「古美術品は一個人のものではない。国民の宝であり、散逸すべきものではない」との信念を持ち、将来、金沢市による運営を前提にして昭和41年(1966年)に財団法人中村記念館を開館しました。
美術品が公共の財となることを願った氏の志から50年、中村記念美術館を代表する茶道具の逸品が揃います。
◆主な展示作品
夢窓疎石「墨跡 偈頌」(室町時代 貞和5年(1349年)重要文化財)、「唐物肩衝茶入 蒲生肩衝」(南宋~元時代 13~14世紀)、「青井戸茶碗 銘 雲井」(李朝16世紀 重要美術品)、青木木米「扇形梅の絵香合」(江戸時代19世紀)など
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2016年4月24日(日)~2016年6月12日(日) |
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会場 | 金沢市立中村記念美術館 Google Map |
住所 | 石川県金沢市本多町3-2-29 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
会期中無休 |
観覧料 | 一般 310円 団体(20名以上)260円 65歳以上・障害者手帳をお持ちの方およびその介護人 210円(祝日無料) 高校生以下 無料 |
TEL | 076-221-0751 |
URL | https://www.kanazawa-museum.jp/nakamura/ |
金沢市立中村記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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