4.0
コレクションをゆっくり。そしてこれまでの歩みをポスターで。
豊田市美術館のコレクションを主に現代美術の分野から、じっくりみることが出来る展覧会。あわせて、25年間のポスターが作品と共に展示されていて、それぞれポスターとコレクションが響き合っている感じで、良かったです。
順に会場を巡っていって、らせん状に続く展示室の最後が日本画で締めくくられるあたり、ちょっと意外性もあって、コレクションを、「ディスタンス」という側面からよく見つめて、くみ上げていると感じられました。
あと、小企画的に開催されていた岡崎乾二郎さんの「とぴかぴくたす」が良かった。以前に豊田市美術館で「視覚のカイソウ」展を見たときには、よくわからないながらも、この方の作品を作る過程を少し知ったりしたことが、下地になって、作品をみて、岡崎さんのテキストをみて、その組み合わせの面白さに、小さな企画コーナーながら、とても気になるコーナーで、面白かったです。