この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

絵を描くことの次に旅が好きだと語ったちひろは、心のふるさと・信州をはじめとする国内各地はもちろん、当時はまだ珍しかった旧ソビエト（ロシア）やヨーロッパ各地への海外旅行にも出かけています。

本展では、旅の見聞が生かされた『絵のない絵本』『あかいふうせん』などの絵本作品のほか、訪れた先の風景や人物のスケッチなどを展示し、ちひろの足跡をたどりながら、旅と絵との関わりに注目します。

◆ 展覧会の見どころ

スケッチでたどるちひろの旅の足跡
画家として生きる道を模索していた20代から、遺作『赤い蝋燭と人魚』の取材旅行まで、国内外で残された膨大なスケッチより60点余りを年代順に展示し、人生におけるちひろの旅の軌跡をたどります。

ヨーロッパ旅行と絵本の仕事
ちひろの画業のなかで大きな影響を与えたのが、1966年の約1か月におよぶヨーロッパ旅行でした。ちひろはこの旅で100点を超えるスケッチを描き、その後の欧州を舞台とした絵本の中に生かしています。スケッチとともに『絵のない絵本』『にんぎょひめ』『あかいふうせん』の絵本作品を展示し、この旅がちひろの表現にもたらした成果を浮き彫りにします。

写真やアルバム、日記など豊富な資料を展示
ちひろにとって旅は、日常から解放される、心休まる時間でもありました。旅先で撮影した写真やアルバム、家族にあてた手紙など旅のようすをいきいきと伝える貴重な資料の数々が展示されます。

開催概要EVENT DETAILS

会期	2016年5月14日(土)～2016年7月11日(月)
会場	安曇野ちひろ美術館 Google Map
住所	長野県北安曇郡松川村西原3358-24 [公式アクセスMAP]
時間	10:00～17:00
休館日	第2・4水曜日（祝休日は開館、翌平日休館）
観覧料	大人 800円 高校生以下 無料 ※団体（有料入館者20名以上）、学生証をお持ちの方、65歳以上は700円 ※障害者手帳ご提示の方は半額、介添の方は1名まで無料／視覚障害のある方は無料（割引の併用はできません) ※東日本大震災の罹災証明書、または被災証明書をご持参の方は、ちひろ美術館･東京、安曇野ちひろ美術館の入館料が無料。受付にて要提示
TEL	0261-62-0772
URL	http://www.chihiro.jp/azumino/
割引券	https://chihiro.jp/foundation/contact/surveyform/